【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

10話 ページ11

sideA

五条先生に呼ばれた。

五条｢コッチコッチ。｣

A『何用ですか？』

五条｢おいで。｣

先生の目の前に来た。

五条｢体調は？｣

A『特に異常はありません。』

五条｢…｣

？

五条｢良かった。悠仁の特訓にちょっとお手本見せてあげて。｣

何するんだろう…

五条｢お待たせー！｣

変なぬいぐるみ持ってる…

五条｢A、持ってみ。｣

？

持った瞬間、殴ろうとしたので呪力で抑え込む。

A『あ。』

五条｢？｣

虎杖｢どうした？｣

配分間違えた……

｢……｣

虎杖｢げ！コイツも宿儺みたいに目がいっぱいある！｣

器を殴ろうと飛び出した坊を抱きしめる。

A『…修行してきます……』

五条｢ストップ。反省してるだけ上出来。｣


五条｢Aの坊ちゃんは悠仁よりも強い呪力で制御してる。このぬいぐるみに、そこまでの呪力を設定していないけどね。｣

宿儺を取り込む前は非術師だから…

A『…寝て良いよ。』

｢…貴様が不甲斐ないせいで起きたのにか。｣

……

虎杖｢でも白銀ってすげーんだろ？宿儺が褒めてたし。｣

は！？！？

五条｢へぇ。宿儺も見る目はあるんだね。｣

A『せ、先生ぇ…』

た、確かに

【宿儺｢面白いっ！面白いぞ！女ァァァ！｣】

とは言ってたけど…

五条｢悠仁は映画見て呪力を一定にする特訓をしてもらうよ。｣

なるほど……

五条｢Aはどうする？恵達と特訓する？｣

A『そうですね。呪力のコントロールは坊で解るし……』

五条｢何から見る？これなんかオススメだよ。ヒロインがムカつくんだけど最後派手に死ぬの。｣

虎杖｢すんげぇネタバレ。｣

……

A『…フッ……』

虎杖(笑った……)

五条(Aが笑った…)

ぬいぐるみが目を覚まして器を殴る。

虎杖｢もー!!も"ぉーー!!!!｣

五条｢はい、イライラしても呪力は一定。｣

前途多難…

｢先が思いやられるような特訓だな。｣

虎杖｢赤ん坊に言われると腹立つ！｣

｢ふん。両面宿儺だとしても儂の器はやらん。｣

……

｢どれだけ褒めた所で此奴の心臓は儂のものだ。｣

A『…坊、行くよ。』



side五条

虎杖｢どういう意味？｣

五条｢さあね。｣

Aの力に目をつけるのは人も呪霊も同じか…


side宿儺

宿儺｢宣戦布告のつもりか。｣

何も出来ぬ赤子になっているくせに。

宿儺｢白銀A…｣

覚えたぞ、女。

宿儺｢俺の女にして後に喰らってやる。｣

骨の髄までな。

11話→←9話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す