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まあいいわ、と話を切り替えて、本題に入る。
『大方事情は把握してるんやけど…悠仁クンって宿儺の指を食べたんやってね?』
「はい!」
『……あ、敬語や無くてええよ?キミみたいなタイプって敬語嫌いそうやし、肩苦しいやろ』
「え、じゃあ遠慮なく!!」
『ふふふ、若いってええね〜!』
「なぁ、聞きたいことがあんだけど……」
『うん?』
「Aさんって呪われてる?」
『……へえ、驚いた』
ボクはそう言って自分の着物の裾を捲って、黒い斑点が点々と散らばっている腕を見せた。
「……なにこれ?」
『凄いな、悠仁クンは…ボクは簡単に言うと……呪物の器みたいなもんなんよ!悠仁クンと似た感じの』
「!」
『まあ、こうなったのも大体は悟クンのせいなんやけどね……』
「……えっ!?先生のせい!!!?」
悠仁クンはその名前を聞いた瞬間、少し考えるような素振りを見せたあと口を開いて悟クンに言う。
「でも、Aさん凄い良い人そうだし!きっと先生のこと恨んで無いって!」
「……ねえ、なんか僕励まされてるんだけど」
『……日頃の行いとちゃう?』
そう言ってボクはクスクスと笑った後、もう一度口を開いた。
『そんなことより……早速特訓しようか』
そう言ってボクは笑顔で手を上げた。
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バナナプリン - ドブカス好きです!!!話のテンポとかすごくいいです!キャラデザもめちゃいいですね✨更新応援してます🍮 (2月23日 15時) (レス) @page13 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2024年2月12日 14時