検索窓
今日:13 hit、昨日:18 hit、合計:7,051 hit

16 ページ16

禪院家にて___


「おっっっっそ……Aくんいつ帰ってくるん?」



眉間にシワを寄せ罰の悪そうな顔をした直哉は、長い廊下を歩く侍女を引き留める。



「ひっ、、…直哉様……、」


「なあって」


「っ、…申し訳ありません、私には…」



そう言って視線を逸らす彼女に舌打ちをすると、二人の背後から陽気な声が聞こえてきた。



『八重さんの事あんま虐めんといてあげてや、直哉クン』



二人が反射的に振り向くと、其処には月明かりに照らされたAが笑顔で立っていた。



「……随分遅かったやん」


『ん、一寸ね』



直哉は笑顔のままAの手首を掴むと、勢いよく身体を壁に追いやる。

Aは掴まれた腕を振り解き直哉の指を優しく解くと、にっこりと微笑んで口を開いた。



『……過保護も過ぎると嫌われるで?』


「あ?」


『ははっ、冗談やって。そんな怖い顔せんでや』



足早にその場を去って行く八重を横目に見ながらAが直哉の耳元でそう囁くと、直哉は唇を尖らせながら自室へ帰って行った。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
117人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 禪院直哉 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

バナナプリン - ドブカス好きです!!!話のテンポとかすごくいいです!キャラデザもめちゃいいですね✨更新応援してます🍮 (2月23日 15時) (レス) @page13 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2024年2月12日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。