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貴「はい!?!?」

何言ってんの!?!?この人!!!

貴「あ、あの私急用思い出したんでカエリマス」

やばい、この人関わっちゃいけない人だわ。

五「まぁまぁ、キミにとって悪い話じゃないから
  とりあえず聞いてよ」

そんな話あるか〜〜!

五「じゃあ単刀直入にいくけど、
  キミ、このままだと死ぬよ?確実に。」

貴「もう、何言ってるんですかさっきからずっと!」

五「さっきも言ったけど、キミは呪霊にとって
  鴨がネギを背負って歩いてるようなもんなんだ。
  低級から特級呪霊まで、君の事がだ〜い好き。」

しかも見えない上に祓えないときた、と続ける。

貴「それと一緒に住むのと
  何が関係あるっていうんですか。」

五「僕が守ってあげるって言ってんの♡
  最強の僕の側に居れば、
  特級呪霊でさえキミに指1本触れられない♪」

そう言って私の手に指を絡める五条さん。

なんかキャラ変わった?てか、こっちが本性?

五「じゃあ言うけど、
  今日僕が助けなかったらキミ死んでたよ?
  すぐ取り憑かれちゃうんだから、
  いつまた同じことになるか分かんない。」

今日はたまたま僕が助けられたから良いんだけどさ〜

と、私に払われた手をヒラヒラさせる。

貴「だからって、男の人の家には住めません」

吉沢亮レベルのイケメンなら行くけど。

なんて、吐き捨てた独り言を聞かれてしまったようで

五「え、誰?…アイドルか何か?」

なんて言われてしまった。

…え!!!吉沢亮知らないの!?!?

貴「…ホントに言ってます……?笑」

五「うん、知らないよ。そういうの、興味ないもん」

写真とかないの??とか聞いてくる五条。

…このクソ目隠し〜〜〜〜!!!

自分でも何やってんだか、なんて思うが
ヤケになって、携帯に保存してた画像を見せる。

五「へぇ〜?笑
  Aチャン、こういうのがタイプなの?笑」

貴「…なんか文句ありますか。」

五「ふぅん、俺の方がカッコ良いから問題ナーシ☆」

なんてニヤニヤしている。

そんなヤツ居るか!!!!顔面国宝ナメんな!!!

てか目見えてんのかコイツ。

そのヘンテコ目隠し剥ぐぞゴルァ。

貴「もういいです!!!帰りますサヨナラ!!!」

新種の人さらいかもしれない。

助けてくれたのはありがたいけど、
埒があかないし話も通じないからもういいや、帰ろ。

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作者名:さみょん | 作成日時:2021年1月25日 2時

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