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五「はいどうぞ。
  まぁ君の店のに比べたら、少しアレだろうけど」

僕の奢りだよ!と、コンビニのカフェラテを渡され
近くにあった公園のベンチに2人腰掛ける。

時刻はもう、深夜1時を回っている。

五「結論から言うと〜、君にさっきまで憑いてたのは
  あの川でジサツした女の呪霊ね」

貴「!?!?!???」

五「いやぁ、ジサツ者の呪霊って結構厄介なんだよね〜
  構って欲しいのか知らないけど、さっきみたいに
  すぐ誰かに取り憑いては死に誘おうとする」

貴「…!!??!?」

……何…!?やめてくんない!?!?

もう丑三つ時なんですけど…!?!?( 怖いの苦手 )

貴「…アハ、アハハ。
  そんなこと言われても私、信じませんヨ…?」

五「じゃあ聞くけどさ
  キミ、さっき死のうとしてたよね?
  本当に死にたかった? それ、自分の意志?」

貴「……いや、」

五「途中から誰かに、自分の思考
  乗っ取られた感じとかしたんじゃない?」

貴「……!」

した、今思えば。

普段ならそんなこと絶対に考えないのに
『死んだ方が良い』なんて聞こえてきて、
変に納得したっけ。

貴「…多分。我に返った時はもう
  端から身投げした後でした、、、」

うんうん、やっぱりね〜
と、頷いた五条さんは話を続ける。

五「気付いてないみたいだからこの際言っとくけど
  …キミ、どうやら面白いくらい
  呪霊に好かれやすい体質みたいなんだよね〜笑」

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作者名:さみょん | 作成日時:2021年1月25日 2時

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