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28 教育実習 ページ29

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貴「はぁ〜〜〜。。」

五「どうしたの?
  そんな馬鹿デカい溜め息なんかついて」

もしかして失恋でもしちゃった〜?

と、ノートパソコンを開いている私に聞く五条さん。

木曜の夜。お互い仕事や学校を終え、
今日は家でゆっくりしている。

貴「教育実習です。
  希望してた実習先、倍率高かったみたいで。
  抽選外れたっぽいです。」

上京してきたから都内に母校なんてないし
何処でも良いやと此処から近い学校を希望した。

交通アクセスも良いところなため定員オーバーで
抽選にあぶれたという通知が来ていた。

貴「あぁ〜1から申請し直して、高校に連絡して
  手続きするのめんどくせーーー」

あぶれ者は、個人で学校とやりとりして
実習先を見つけ、調整しなければならない。

でも卒業するために必要だしなぁ、なんて
ブツブツ呟いていると、五条さんが画面を覗き込んだ

五「ふぅん、要項は都内の公立高等教育機関ねぇ。
  ちょっと貸してみ?」

…あ、そうじゃん。この人教師だった!

こんなに近くに
先輩兼アドバイザーがいるなんて、ラッキー!

なんで気づかなかったんだろ

五「はい!おーわり♪」

貴「?」

五「高専にアポのメール送っといたから。
  明日僕が手続き済ませとくねん♪」

貴「…はい!?何やってるんですか勝手に!!」

五「良いじゃん、困ってたから助けただけだよ〜?
  大体もうこの時期どこも実習先埋まってるでしょ
 
  高専は人気ないってか
  そもそも知られてないだろうから、無問題!♪」

貴「いやいや、そういう問題じゃないでしょ!」

五「だってAちゃん、よく考えてみ〜?
  学校ってのは呪いの巣窟。

  実習終わる前に死ぬよ?
  それに比べて高専には僕が居るからね〜
  危険どころか超安心〜!」

いやぁ僕ってホントAちゃん思いだよねぇ〜!

なんて誇らしげに笑っている。ホント勝手。

次の日

『初めまして。
 東京都立呪術高等専門学校、実習担当の五条です。
 メール承りました。よろしくお願いします。』

という自作自演返信が届き、
手続きがあっさり完了してしまった。

…いや、初めましてってなんだよ!!!!怒

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はじめまして、作者です!

高評価とランクイン
たくさんのお気に入り登録に震えております…

ありがとうございます
これからも宜しくお願いします!

実習、こんな決め方しませんよね…
お許し下さい、ご都合主義ですスミマセン

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作者名:さみょん | 作成日時:2021年1月25日 2時

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