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貴「……早く、帰ってこないかなぁ……。」

そう呟くと、答えるかのように
ふっと家の明かりが全て消えた。

貴「……?」

…停電?

電気、使いすぎちゃったかな…ブレーカー落ちた、?

スマホのライトを使って
ブレーカー上げに行こうとした時、

まだ電気は点けてなくて何も見えないはずなのに
ぼうっとした灯りの中に異形のモノが。

…呪霊?

何も喋らず、ペタペタと此方へ迫ってくる。

あの時もそうだったけど、基本見えないはずの私も
呪力が強すぎて危険な時は見える時があるらしくて。

五条さんは不在とは言え、
家は彼の呪力で実質結界のようなものだ。

そこに入って来る位だから、上の階級の呪霊なのかも

…だけど、コミニュケーションの取れない呪霊は低級
とか言ってたっけなぁ…。

なんて、祓えもしない一般人のくせに最強さんと
暮らしてるせいで謎な知識だけ付いてしまった。

怖さを紛わすかのように、
五条さんに教えてもらった知識だけが頭を巡る。

だけど知識があったからって何だ。
祓えないから意味ないじゃん。

呪霊と目があったまま
少しも動くことすらできない。

…ペタ、ペタ、ペタ

『オ前ヲ、殺セバ、五条ガ、呪フ』

『五条ノ、呪ヒヲ、我ガ、喰フ』

『呪力……呪力ガ、五条ノ呪力ガ、欲シヒ……』

…やだやだやだやだ………!!!!!!

…来ないで…!!!!!!!!!

貴「……たすけて……五条、さん……っっ!!!」

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作者名:さみょん | 作成日時:2021年1月25日 2時

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