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11 大学にて ページ12

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友「A〜」

貴「?」

友「……男、出来たでしょ笑」

貴「え!?!?」

なんで!と聞くと、ニヤニヤしている大学の友達。

友「だって〜、服の感じとか変わったんだもん。
  彼氏に選んでもらったの?笑」

貴「彼氏!?」

違う違う、でも服のテイストが変わったのは事実で。

『僕が買うんだから僕が選んで良いよね』と、
独壇場で服をセレクトされた。

私はてっきり連れていってもらうだけで
大学生御用達のGUとかで
自腹で買おうと思ってたのに…

五『ふ〜ん?家燃えて散々だったはずなのに、
  随分とまた余裕だねぇ笑』

…それは、ごもっともだ。

正直そんな余裕なんてない。

だから買って貰えるのなら
正直マジでガチで有り難いというのが本音。

貴『じゃあ…お願いシマス』

と言ったが最後。

貴『______!!?!?』

入ったこともないようなお店に連れて行かれ、
ポンポンと服を選んで行く五条さん。

五『はい、僕が似合いそうなの選んどいたから
  とりあえずこんだけ試着してみて!』

貴『いやいや!GUとかで良いですってマジで…!
  着たことないです!申し訳ないですって…!』

居候の分際で流石に申し訳なさすぎる。

お店の人にも申し訳なさすぎて小声で懇願したが、

五『え?着方が分からないってこと…?
  オッケーじゃあ僕が着させてあげるね☆』

と試着室へ入ろうとしたため押し返し
大人しく着た。

五『うん、似合ってる。
  これで僕の隣に並んでも恥ずかしくないねぇ♪』

…何故だろう。

買ってもらう立場なのに、無性にイラっとした。

〜〜〜

…なんてことがあったなんて、説明したくもない、。

友「てかその服高くね?彼氏歳上なの??」

貴「彼氏ではないけど…まぁ…うん。」

友「え、なにそれ。パパ活?」

貴「それは違う」

ごめんな友よ。
いつかきっと、ちゃんと説明するからな、。

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作者名:さみょん | 作成日時:2021年1月25日 2時

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