無限大の希望を..Ⅲ (ページ8)

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とっても派手だった店内は、
しばらく来ないうちに
すっかり夏仕様になっていた。

ヤシの木やサーフボードが置いてあって
配置も少し変わってて、
全く違う場所みたい。

哲也さん一直線だった少し前は
しょっちゅう覗きにきてたのに、、

どれだけ会ってなかったのかを
店内を見て思い知らされるほど。

哲『ちょっと待っててね。』

レジカウンターで計算機を叩く哲也さん。

メガネをかけてペンを片手に
仕事してる哲也さんは、
やっぱりカッコよくて目を逸らした。

保冷剤とSECONDのロゴの入った
冷たいミネラルウォーターまでもらって
店内の椅子に座っちゃってるけど、、、

私なにしてるの？

お金返しにきただけでしょ。

視界に少し影が写って
パッと顔をあげた哲也さん。

レジ前に立つ私に、
ん？と眉毛をあげる姿、、

やめてください、、

キュンってなっちゃうじゃないですか。。

A「あの、これ。お昼のお代です。すいません、払って頂いたって聞いて、、」

哲『あぁ、よかったのに。』

A「いえ、そんなわけには！ありがとうございました」

哲『うん、そのお礼ついでにご馳走させてよ』

A「いやそんなわけには。私哲也さんに払っ、、と、とにかく、受け取ってください」

わたし、今なんて言おうとした？

払ってもらうような関係じゃない、、？

あんなにも素敵なお店でご馳走になって、
彼女がいるってわかった今
そんな風に思ってるの？

もう、

自分がやだ。

こわい、、

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