無限大の希望を..Ⅲ (ページ22)

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哲『、、Aちゃん？笑』

A「すごい！！！絶対絶対行きます！！全公演観に行きたいです！それくらい嬉しい！！！」

哲『、、あはは！』

少し驚いた顔をした後、
すぐに笑い出した哲也さんは
とても嬉しそうだった。

メガネを外して笑い泣きした涙を拭いて、

哲『待ってるから』

と真っ直ぐ目を見て言ってくれた。

絶対に会いに行きます。

哲也さんたちが輝く姿を
この目にしっかりと焼き付けます。

家の近くまで送ってくれた哲也さん。

懐かしいなーって前の公園にあるブランコを漕いでる。

A「大丈夫ですか？酔い、回りますよ？」

哲『だいじょうぶ～』

哲也さんは大人なのに、
どうしてあんなにも可愛く見えるのだろうか。

今日お店で引き留められた時の
真っ直ぐな目には男らしさを感じたし、

ジョッキを持つ腕には色気を。

今こうやって無邪気にブランコを漕ぐ姿には
可愛くて愛おしさまで感じてしまって、、

もう感情が迷子です。

今日だって哲也さんと同じ時間を過ごして
「やっぱり好きだな、」と
思う瞬間は何度もあったけど、
それはきっと一人の人としてだと信じたい。

哲也さんから女性の名前を耳にして、
反対にスッキリできた自分がいた。

自分の気持ちに鍵をかけたあの日から、
二度目の決心。

もう迷わない。

鍵が開きそうな時が来ても、
その気持ちはもうそこにはない。

哲『あーやっぱ気持ち悪くなってきたー。Aちゃんちに泊まっていってもいい～？』

A「え！！！！？」

哲『あはは、冗談だよ、冗談！』

それでもまだまだ
哲也さんに翻弄されそうです、、

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