無限大の希望を..Ⅲ (ページ20)

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それからしばらく飲んで
お店を出る頃にはみんな程よく赤い顔。

啓「次行こうぜ～」

一番真っ赤な顔をした黒木さんがそう言った。

肩を組まれたケンチさんが
あの店にしよっかなんて乗り気で話してるけど、
わたしもう限界なんですが。。

哲『俺ら帰るよ』

啓『え、行かねーの？まだ飲めるだろー哲也』

哲『うん、でもAちゃん送ってかなきゃいけないし』

A「え、いいです！大丈夫です！」

哲『でももう終電もないよ？』

A「大丈夫です。たくさん飲んで熱いし酔い冷ましも兼ねて歩こうかな～なんて」

哲『それなら尚更だよ。』

啓『1人で帰るのは危険だ！哲也送ってあげな～』

哲『そう言ったの！笑』

ケ『啓司には俺が付き合ってやるから』

啓『さすがケンチ～』

A「あの、、」

哲『一緒に帰ろ』

A「、、はい」

お酒の入ったぽわんとした笑顔につれらて
思わず返事をしてしまった。

せっかくの再会なのに、
申し訳ないな。。

啓『じゃあ、哲也また！えーっと、Aちゃんだっけ？また飲もうね～』

A「はい、ありがとうございました。ケンチさんもまた、」

ケ『うん、またね。』

啓『えー俺には～？俺にもまたねって言ってよ』

A「あ、黒木さんもまた機会がありましたら是非、、」

ケ『ははは！Aちゃん困ってんじゃん！じゃ哲也よろしくね～』

哲『はーい。おやすみー』

A「おやすみなさい」

2人で歩く深夜の街並み。

哲『急にあんなことになってごめんね、疲れたでしょう』

A「いえ！とても楽しかったです！皆さん仲良しですね！」

哲『昔からの仲間だからねー』

A「SECONDの時の、、黒木さんすごく楽しそうで見ていてよっぽど再会が嬉しいんだなーって、微笑ましかったです。」

哲『それもあるとは思うけどね、多分もう一つ理由があると思うよ？』

わざわざこっちを向いて
首をかしげてそう言った哲也さん。

聞いていいよ？ってことなのかな？

聞いてほしいのかな？

そんな風に思ったのは
哲也さんの口角が上がっていたから。

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