無限大の希望を..Ⅲ (ページ2)

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ただのこんな小娘に、
2～3回会っただけの私に
そんなことを言ってくれるなんて。

A「そう言ってもらえるなんて光栄です！よかったらハンバーグも食べてください！」

隆『あはは！じゃあお言葉に甘えて、、』

二人でスペシャルランチをつついて、
誰がどう見たって和やかな雰囲気。

店内には仲良さそうな老夫婦だけだし、
今市さんもゆっくり出来ているかな？

こうやっていつか
今市さんともお話が出来たらと
頭のどこかでずっと思っていた。

それが叶った今、
なんだかすっきりした気分。

つっかえていた何かが取れたような、
そんな感じ。

隆『これね、俺の知り合いもよく作ってたんだ』

そう言い手に取ったのは
あの五角形のしおり。

あ、だからあんなにまじまじと見てたのかな。

隆『お箸の入ってた袋とかストローのでも作ってたかなー。星みたいになる折り方もあるの知ってる？』

A「あ、知ってます！ちょっと立体的になるんですよね？」

隆『そう！』

A「これも同じ折り方なんですけど、押し込むのがなかなか難しくて、、」

隆『俺も昔は教えて貰ってできたんだけどね、忘れちゃった』

A「覚えるまで大変ですよね、結構複雑だし。私も何回も同じこと聞いて怒られてました笑」

隆『、、お姉さんに？』

A「、、はい、お姉ちゃんに教えてもらってました」

隆『そっか。ねぇ、ちょうど二つあるし教えてくれる？』

今市さんがおかわりしたおかげで、
そこにはストローの袋が二つ。

細いその袋は扱うのがなかなか難しくて、
思い通りにはいかない。

それどころか、手順すら曖昧に。

覚えているはずなのに、
こんなにも気が逸れるのは
脳裏に残る今市さんの言葉のせい？

わたし、

今市さんにお姉ちゃんがいるって
話したことあったかな、、、

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