君のとなり【江口拓也】 (ページ27)

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27.気になるページ27

。

「あのー、、、」

「はい？」

ある程度打ち合わせも終わり、そろそろ解散、、という所で江口さんが呟く

「今度、松永さん幹事の合コンとやらをするって話をこの間椎名さんから聞いたんですけど、、」

「あぁ、、」

何かと思えばあの話か。

あいつ、江口さんに言ったのか？

、、なんで？？

「えぇまぁ、、半ば無理矢理連れてくようなもんですけどね(笑)」

嫁さんがうるさくて(笑)と返す

「そうなんですか、、！あんまり乗り気では無いと、、」

「、、はぁ。」

よく分からなくてキョトンとしてしまう。

「どんな、人達なんですか？男性陣は、」

「俺の知り合いを集めてって感じです。性格良くて、仕事も出来るってな感じの」

「あぁ、、。」

少ししょぼくれてしまった江口さん

「気になります？」

「えっ！！いや、別にそんな事ないですけど。」

明らかに狼狽えてて

からかいたくなる(笑)

「いい人見つかると良いんですけどね～」

「、、、」

「〇〇っていう店に20時集合だったよなぁ、、」

と分かりやすいように言ってみる

チラと見てくる江口さん

「良かったら見に来ます？(笑)」

ーー

当日

「、、、やっぱり来ないか。」

「松永？さっきからどうしたの？」

やべ、、

「知り合いでも探してる？」

「いやいや、何でもないよ！それよりも席に行った行った！男性陣待ってるから！」

危ない危ない。

、、、江口さん来てないのかな～？

ーー

「なんで門脇くんもいるのよ」

「ダメですか？参加しちゃあ」

「いやいいよ。ていうか、ちゃんと彼女欲しかったんだね。安心した(笑)」

「年頃なんで。」

若いね～。

メンツの半分は年下の子たち

自分のことは後回しに、何かと助け舟を出してしまう

ちょっとお手洗い、、、と席をはずす

「あ、すいません。」

狭い通路で人とすれ違う

「Aちゃん？」

顔を上げると宏太朗くんがいた

「宏太朗くん！久しぶり！どうしたの？」

「Aちゃんこそ！僕は江口さんと飲みに来ててさ～」

「え、、」

江口さんいるの？

「良かったら顔出して行ってよ！」

と腕を掴まれ、連れていかれる

。