Rainy Night ページ40
マンションから少し歩いて
坂を上った所にある大きなスーパー
24時間営業の会員制で、この辺りに多く住む芸能関係者のために作られたようなものらしい
だからなのか、夜10時を過ぎた今頃が混雑のピーク
ジェジュンの事務所の後輩が何人かいて
繋いだ、と言うよりは
掴まれていた手を慌てて振りほどこうとしたら
向こうが逆に不思議な顔をしてた
「もうすぐデビューするんだ。中国人と韓国人が混ざってるグループで、韓国人の方」
「へぇ・・・あ・・し、失礼します・・」
ジェジュンは話しながら私の手を引っ張って進んでいき
私は慌てて後ろを振り返りながら
女の子みたいに可愛い少年たちに会釈だけして その場を去る
「ねぇ・・」
「後輩だし、隠さなくていいよ」
「でも・・」
「ていうかもう隠さなくていい？」
「えっ！？！？」
「声デカい！笑」
「だ、だって・・」
「わかってる。でもここは大丈夫だから・・こうしてよ」
「・・・うん・・・」
恋人繋ぎに直した手をジェジュンが嬉しそうに振りながら歩いていても
気にする人は誰もいなくて・・
それどころか、さっきの後輩たちがびしょ濡れの私たちを心配して
わざわざタオルを買って渡しに来てくれた
おかげで、来るときまで張りつめていた緊張が緩んだ
スーパーを出て、ジェジュンが傘を差して、
私が買い物袋を持って、誰もいない坂道を下る
これだけでも立派なデート
「あ、止んだ・・・」
気付けば集中豪雨は過ぎ去っていて
ジェジュンは傘の外に腕を伸ばした
「止んじゃったね・・」
雨は気分が落ち込むから なんとなく嫌いだったけど
今日から好きになった
傘が私たちを隠してくれて
雨音をかき消すように
ジェジュンの優しい声が耳元で響くから
閉じられた傘を名残惜しく見つめる私に
ジェジュンは優しく笑って
触れるだけのキスをする
「っ！？」
思わず両手で口を覆ってキョロキョロする私
そんな私を指さして大声で笑うジェジュン
早歩きになる私
それを追いかけるジェジュン
どこからどう見ても恋人同士
雨上がりのぬるい空気の中
緊張感も警戒心も これっぽっちもなかった
ジェジュンが考えていることも
そんな私たちの姿をこっそり見ていた人がいることも
気付くはずがない
ラッキーアイテム
革ベルト
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えみ(プロフ) - まりりんさん» うぅ・・・ユチョンくんまた登場させちゃいました^^;そしてもう少し切なくなるかもです・・・^^; (2013年3月1日 23時) (
レス) id: f3062f4582 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん(プロフ) - あ〜切ないよ〜泣 (2013年2月23日 23時) (レス) id: c2814e008d (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - みーなさん» ドキキュン・・・果たして書けているのか・・・(+_+)でも頑張って書きますね^^いつもありがとう〜☆ (2013年2月5日 23時) (レス) id: f3062f4582 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - まりりんさん» 予定は未定・・・といったところでしょうか(+_+)汗 明日からちょっと小旅行に行ってくるので、帰ったらすぐ更新しますね(>_<)2人が幸せでいられますように・・・ドキドキ(笑) (2013年2月1日 20時) (レス) id: f3062f4582 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん(プロフ) - えみさん〜新章ありがとうございます。あ〜ドキドキする…（≧∇≦） (2013年1月31日 5時) (レス) id: c2814e008d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：emi
| 作成日時：2013年1月30日 23時
