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「そこの、ほら。ちょうどこの部屋が見える、あのあたり」
ベランダへ続く窓を開ける。
紅ちゃんが、ジェジュンが立っていた場所を教えてくれた。
「真っ黒いコート着て、ビニール傘差して。
ぼんやり突っ立ってるから、最初はジェジュンだってわからなかったけど」
紅ちゃんが、やっぱり寒いわ、と窓を閉めた。
ソファーへ腰を下ろすから、私も、ふたり分のグラスを持ってきてラグへと腰を下ろす。
「でも…よーく見たらジェジュンだったんだよね…」
珍しく歯切れの悪い紅ちゃんが、ワインで口を湿らせると、複雑な顔で私を見た。
「３０分くらいかな。ずっと、この部屋見てた。
Aはケータイの電源切ったままだし…。
やっぱりあの記事のことでなにかあったんじゃないかと思って」
私の様子を伺いながら、口を開く。
「…チャンミンに連絡したの」
「えっ！？」
じゃあ、あのコンビニでチャンミンくんに会ったのって…
「仕組まれてたの！？」
ビックリして膝立ちになる。
人聞きの悪いこといわないでよ、って紅ちゃんに言われて座りなおしたけど。
「チャンミンに聞いたら、ここ数日ジェジュンの帰りが遅いっていうし。
もう、確定だよねって話になって。…でもねー。
ジェジュンはともかく、Aがジェジュンを好きかどうかわかんなかったから…。
あたしたちにしてみたら、半分賭けみたいなものだったのよ？」
「へ？ジェジュンはともかくって、」
どうして、紅ちゃんが知ってるの？
紅ちゃんが、心底嫌そうな顔をしてワインを飲み干した。
「あんだけダダ漏れてたら知りたくなくてもわかるわよ！
気づいてなかったのは、A、アンタだけ！」
そんな、怒られても。
「わ、わかんないもん！」
わかってたらあんなに悩んでない！
はぁ、と溜息をついた紅ちゃんが額に手を当てた。
「ちょっと…ジェジュンがかわいそうになってきた」
なんで！？
「まぁ…、感謝しなさいよね、結果、両思いだったんだから｣
「う…うん…」
それは、うん…。だよね。
チーズあったよねー、と立ち上がった紅ちゃんが冷蔵庫を開ける。
「あ、A！部屋の鍵、どうするの？」
「え？そのまま持っててくれていいけど…」
えいっと、お行儀悪く、おしりで冷蔵庫を閉めた紅ちゃんが、違う！って怒った。
「ヒロよ、アイツも持ってるんでしょ？」
「あーっ！」
「返してもらっときなよ？
弟とカレシが鉢合わせとか…イヤでしょ」
だよね…。
一難去ってまた一難。
私は、新しい悩みにまた頭を抱えこんだ。
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めぐ(プロフ) - みみみさん» ４章始めました！…って書くと冷やし中華みたいですねｗよろしくお願いしますヾ(・∀・*) (2014年5月25日 2時) (
レス) id: d372d49bfb (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - alexisさん» ε=ε=ε=ε=ヽ(*￣∇￣)ノ お待たせしました！ (2014年5月25日 2時) (レス) id: d372d49bfb (このIDを非表示/違反報告)
みみみ(プロフ) - めぐさん» はい！いい子で待ってます！(〃⌒ー⌒〃)ゞ楽しみ♪ (2014年5月22日 22時) (レス) id: 2c3d3a011e (このIDを非表示/違反報告)
alexis - めぐさん» [壁]_-).....ﾀｯﾀｯﾀｯε=(((ﾟω[壁] (2014年5月22日 0時) (携帯から) (レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - みみみさん» コメ返が遅くなってごめんなさい（汗）ようやく！ですね、ほんとに長くお待たせしてしまって…脳内JJも待ちくたびれてコンビニ前に座り込んでる高校生みたいになっちゃってるんで、勝手にパンツ脱がれる前に頑張りますwもうしばらくお待ちいただけると嬉しいです！ (2014年5月21日 23時) (レス) id: 2b269910d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐ
| 作成日時：2014年4月12日 0時
