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「そこのコンビニから、脇道へ入ってもらえますか？｣
いつもならコンビニの前でタクシーを降りるけど。
万が一のことを考えて、うちのマンションの駐車場へ乗り入れてもらう。
後ろを伺うけど、後をつけてくるヘッドライトは見えない。
お互いに無言のまま、タクシーを降りた。
そのままエレベーターへと促せば、ミアさんも大人しくついてくる。
部屋の鍵を閉めて、リビングへ入って。
ようやく。
「はぁぁ〜……」
酸素を吸った気がした。
その場にへたり込んで大きく息をする。
…よかったぁ。
撮られなかった。
「…それで？どうして欲しいの？」
マフラーを外したミアさんが、腕を組んで私を見下ろす。
「ミアのコト、助けて、恩を着せて。
それで？どうしろっていうの？」
「恩を着せるだなんて、そんなつもり…｣
「じゃあ、なにして欲しいわけ？」
なにして欲しい…って？見返りってコト？
「…べつに、なにも…撮られたら困ると思って…｣
「困るって、あたしが？」
ミアさんが自分を指差す。
あなた以外に、だれがいるの？
頷いて見せたら。
フンッ…と、小馬鹿にしたみたいに鼻で笑われた。
「おねーさん、バカなの！？同じ男を取り合ってる女だよ？
カメラの前に突き出すっていうならわかるけど。
助けてどうするの！頭オカシイんじゃない！？」
仁王立ちで一気に捲くしたてるミアさんにびっくりして、目も口も開きっぱなし。
「取り合ってるつもりは、ないんだけど…」
「じゃあ、なに？その顔で勝ったつもりなの！？何様だと思ってんの！？」
そ、そんなあつかましくないよ、私！
「ち、ちが…！そうじゃなくて！取るとか取らないとか。物じゃないんだから。
だいたい、見た目勝負なら…そもそも私は予選落ちだもん…」
本当のこととはいえ、自分で言ってて凹んだ。
「じゃあ、…うぅ、」
言い返しかけたミアさんが、口元を覆って屈み込む。
まさか…！？
「ト、トイレこっち！」
慌てて引っ張った。ギリギリセーフ。
でも、酔って吐いてるって感じじゃない、むしろ…。
トイレから出てきたミアさんと目が合う。
そのとき。
ピンポーンと、呑気すぎるインターホンが鳴った。
ドアスコープを覗いて飛び上がる。
「まずい…」
慌ててケータイを引っ張り出すと、鬼のような着信。
ピンポンピンポン、ピンポーン。
連打しなくってもわかったってば！
どうしよう、
いまはミアさんにすら縋りたいかも。
「ミアさん…いっしょに怒られてくれる？」
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めぐ(プロフ) - みみみさん» ４章始めました！…って書くと冷やし中華みたいですねｗよろしくお願いしますヾ(・∀・*) (2014年5月25日 2時) (
レス) id: d372d49bfb (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - alexisさん» ε=ε=ε=ε=ヽ(*￣∇￣)ノ お待たせしました！ (2014年5月25日 2時) (レス) id: d372d49bfb (このIDを非表示/違反報告)
みみみ(プロフ) - めぐさん» はい！いい子で待ってます！(〃⌒ー⌒〃)ゞ楽しみ♪ (2014年5月22日 22時) (レス) id: 2c3d3a011e (このIDを非表示/違反報告)
alexis - めぐさん» [壁]_-).....ﾀｯﾀｯﾀｯε=(((ﾟω[壁] (2014年5月22日 0時) (携帯から) (レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - みみみさん» コメ返が遅くなってごめんなさい（汗）ようやく！ですね、ほんとに長くお待たせしてしまって…脳内JJも待ちくたびれてコンビニ前に座り込んでる高校生みたいになっちゃってるんで、勝手にパンツ脱がれる前に頑張りますwもうしばらくお待ちいただけると嬉しいです！ (2014年5月21日 23時) (レス) id: 2b269910d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐ
| 作成日時：2014年4月12日 0時
