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スタジオ近くの駅のトイレで泣くだけ泣いた。
いかにも、泣きました、って顔を隠すようにうつむいて。
今日だけは、あのポスターから目をそらして足早にうちへと帰る。
何もかも放り出して、湯船に沈んだ。
痺れるほど冷えた指先に、ゆっくりと感覚が戻ってくる。
お気に入りの入浴剤を入れて、好きな音楽をかけて。
そうすれば、たいていの嫌なことは乗り越えられた。
ずっと、そうやって頑張ってきた。
だけど、今日は。
ミアさんの言葉が頭から離れない。
芸能人のジェジュンと、一般人の私。
キレイなジェジュンと、平凡な私。
他人から見て、つりあわないのは最初からわかってた。
でも、大切なのは好きって気持ちで。
それがあればだいじょうぶって思ってた。
…でも、けっこうダメージ大きかったみたい。
こすりすぎたまぶたが痛くて、鏡を覗き込む。
「あーぁ。ぶさいくー…｣
泣きすぎて、目も、鼻も、真っ赤。
大好きなお風呂に入っても気分は晴れなくて。
のぼせてクラクラした頭を抱えてバスルームを出た。
洗面台に置きっぱなしだったケータイを見ると、ジェジュンからの不在着信アリ。
折り返したら、コール２回で繋がった。
「Aー！なんで帰っちゃったの！？差し入れだけとかさみしいじゃん！」
相変わらずのテンション。…ジェジュン、ミアさんとは会ってないんだ。
「ごめんね、なんだか、場違いな気がして…｣
「Aに会えると思って、すっげー頑張ってたのに」
「うん、…ごめんね」
私も、会いたかったよ。
「ねぇ、…ジェジュン、」
みっともない私で、ごめんね。でも…
「ジェジュンのこと、好きだよ」
私、ジェジュンのこと、好きでいていいんだよね？
ガタン、と電話の向こうでなにかが落ちるような音がして。
「ちょっ、…も、もっかいいって！」
…え？
「す…好きだよ？」
「待って！早すぎる、もう１回！」
早すぎるって、なに？
「やだ。…恥ずかしい」
「いいじゃん！お願い！もう１回だけっ、もう１回だけでいいからっ」
なんで、もう１回にこだわるの？
「…どうして？」
「A、言うのが早すぎて録音できてな…」
ポチッ。
…思わず電話を切ってしまった。
鏡に映る私は、湯冷めするどころか、さらに真っ赤になっていて。
録音って、なに！？
すぐにかかってきた電話に出ることすらできなかった。
でも、いつもどおりのジェジュンだったから。
きっと、ミアさんに会ったことは知られてない。
…心のどこかで、ほっとしてる自分がいた。
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めぐ(プロフ) - みみみさん» ４章始めました！…って書くと冷やし中華みたいですねｗよろしくお願いしますヾ(・∀・*) (2014年5月25日 2時) (
レス) id: d372d49bfb (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - alexisさん» ε=ε=ε=ε=ヽ(*￣∇￣)ノ お待たせしました！ (2014年5月25日 2時) (レス) id: d372d49bfb (このIDを非表示/違反報告)
みみみ(プロフ) - めぐさん» はい！いい子で待ってます！(〃⌒ー⌒〃)ゞ楽しみ♪ (2014年5月22日 22時) (レス) id: 2c3d3a011e (このIDを非表示/違反報告)
alexis - めぐさん» [壁]_-).....ﾀｯﾀｯﾀｯε=(((ﾟω[壁] (2014年5月22日 0時) (携帯から) (レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - みみみさん» コメ返が遅くなってごめんなさい（汗）ようやく！ですね、ほんとに長くお待たせしてしまって…脳内JJも待ちくたびれてコンビニ前に座り込んでる高校生みたいになっちゃってるんで、勝手にパンツ脱がれる前に頑張りますwもうしばらくお待ちいただけると嬉しいです！ (2014年5月21日 23時) (レス) id: 2b269910d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐ
| 作成日時：2014年4月12日 0時
