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まさか、
ただの偶然。
ーーー
｢ねぇ、そこにいる可愛いお姉ちゃん達！
今日私とデートでもしない？笑｣
そう言って、朝から上機嫌な上司を横目に、
私と麻衣さんは"出た、いつもの"と目配せをし、
その上機嫌な上司のお局様。いや、佐藤さん。
隠れあだ名のお局様に偽物の笑顔を振りまく。
それはそれは引きずる笑顔で。
『佐藤さん何かいい事あったんですか？』
大して興味ないけど、一応当たり障りのない話を、
佐藤さんに聞いてみた。
｢実はさー、BTSのチケットが取れたんだよ！
凄いでしょ？なんと！サブステージの正面ど真ん中！｣
『はぁ。』
サブステージの正面ど真ん中とか言われても、
東京ドームにLIVEを観に行った事がない私には、
その席が良い席なのか、正直分からない。
｢何、その反応は！
花道の真ん中よ？
なんなら、サインボールとが投げ込まれたり、
ファンサービスを受けられる可能性だってあるんだから!｣
はぁ。そうですか。
そんなに力説で説明されても、
私が行く訳じゃないから全く興味ない。
『楽しんできて下さいね。』
そう言うしかない。
ってか、今仕事中ですのでお局さんハウス！
なんて、思いながら書類に再び目に向けると、
｢何、他人事みたいに言ってんの？
あんた達も今日行くんだよ？
前に残業を押し付けてしまったお詫びに、
私からのプレゼント！嬉しいでしょ？笑｣
と、頭上から勝ち誇った顔を見せてる。
『はい？』
上司って事を一瞬忘れて思わず出た言葉はタメ口。
何言ってんだ、このお局は。
今日は夜、毎週楽しみに観てるドラマがあるんだよ！
なのに、
｢はい、はい! 行きます!｣
って、麻衣さんが大声で言うもんだから、
お局は、更にテンションを上げた。
『ちょっと麻衣さん！』
｢よし！Aチャンス！
テヒョンくん見れるじゃん！
気付いてもらえるといいね？｣
気付いて欲しくないよ。
だって、
知らないままがいい時だってあるもの。
story 8 ページ8
必然？
ただの偶然。
ーーー
そう言って、朝から上機嫌な上司を横目に、
私と麻衣さんは"出た、いつもの"と目配せをし、
その上機嫌な上司のお局様。いや、佐藤さん。
隠れあだ名のお局様に偽物の笑顔を振りまく。
それはそれは引きずる笑顔で。
大して興味ないけど、一応当たり障りのない話を、
佐藤さんに聞いてみた。
サブステージの正面ど真ん中とか言われても、
東京ドームにLIVEを観に行った事がない私には、
その席が良い席なのか、正直分からない。
はぁ。そうですか。
そんなに力説で説明されても、
私が行く訳じゃないから全く興味ない。
そう言うしかない。
ってか、今仕事中ですのでお局さんハウス！
なんて、思いながら書類に再び目に向けると、
と、頭上から勝ち誇った顔を見せてる。
上司って事を一瞬忘れて思わず出た言葉はタメ口。
何言ってんだ、このお局は。
今日は夜、毎週楽しみに観てるドラマがあるんだよ！
なのに、
｢はい、はい! 行きます!｣
って、麻衣さんが大声で言うもんだから、
お局は、更にテンションを上げた。
気付いて欲しくないよ。
だって、
知らないままがいい時だってあるもの。
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ruki(プロフ) - さこさん» さこ様(*^^*)コメントありがとうございます！初めまして。お互い同じですね(*´艸`)曲もダンスも人柄も良くて一気に引き込まれたした^^更新頑張ります(ง •̀_•́)งまた暇つぶしに読んでやって下さいm(_ _)m (2022年12月9日 20時) (
レス) id: 2ac3d6b9ca (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - 初めまして。私も最近BTSにハマった遅い新参者です。かっこいい曲が多いですよねぇ(^^) 更新楽しみにしています(^^) (2022年12月9日 20時) (レス) @page30 id: 8c0425346a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruki | 作成日時：2022年11月20日 11時
