検索窓
今日:9 hit、昨日:7 hit、合計:27,354 hit

story 33 ページ33

好きになると、

" 運命 " であって欲しいと、


信じたくなる。


ーーー


それは空気のようで、匂いのようで、


はっきりと理由は分からないの。


いつからテヒョンを目で追うようになったんだろう?


気がついたら恋をしてた。


そして、心の中のずっと欠けてたピース、


テヒョンが持ってふと現れたの。


テヒョンと会う前は何をしてたのかな?


人恋しい夜も、テヒョンと会う前はどうやって解決してたのかな?


今となれば分からない。


何度も訪れたテヒョンの部屋に着いた瞬間、いきなり抱きしめられた。









「Aさ?


初め僕の事『好き』って告白してきたでしょ?


それで勝手に離れてさ、凄くプライドが傷付いた。


僕、女の人にこんなにムカついたのAが初めて。」











難しい理屈や、建前なんてもういらない。


どうしたらいいのか分からない事ばかりだけど、


ただ一つだけ分かるモノがある。


それはテヒョンを " 愛してる " って事。


それだけは分かってる。


頭で作った、ひび割れた理想はいらない。


数多のニュースが溢れ出す世界の小さな、


ありふれた日常の中でテヒョンと出会えた。


だから、今日はテヒョンに今の想いを伝えるよ。









『今更だけどね?


テヒョンを手放した事、…ずっと後悔してた。


許されるなら…、これからはずっとテヒョンの傍にいたい。』










自分からテヒョンの手を離したのに勝手だな、私って。

なのにそんな私の勝手に溢れてくる涙を拭いながら、








「じゃあ、いてよ。ずっと。


今度また僕から離れたら、次は許さないからね!」










と許してくれる。


そして、キツくギュッと抱きしめてくれたテヒョンの胸の鼓動が伝わってくる。


頭から額、まぶたに鼻に頬へと、徐々に下ってくテヒョンの唇が、


口の近くに到着すると「キスしていい?」って、今更聞いてくる。


恥ずかしくなって、ただ頷くと「止まらないからね?覚悟しておいてね?」


って、浅いキスから深いキスへと変わっていく。


そして、互いの身体が疼き出すぐらいに乱れていく。


テヒョンの逞しい腕と胸板に挟まれながら私を抱き上げ、


ベットへとキスをしたままテヒョンは私を押し倒した。


久しぶりの快楽に包まれ二人は何度も果てた。


最中に何度も「愛してる。」と繰り返してきたテヒョンの甘い声に、


私はひたすら酔いしれる事しか出来なかった。














そして、初めて私を泣かせた人は、



今、涙を拭う人になった。

story 34→←story 32



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
81人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , テヒョン   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ruki(プロフ) - さこさん» さこ様(*^^*)コメントありがとうございます!初めまして。お互い同じですね(*´艸`)曲もダンスも人柄も良くて一気に引き込まれたした^^更新頑張ります(ง •̀_•́)งまた暇つぶしに読んでやって下さいm(_ _)m (2022年12月9日 20時) (レス) id: 2ac3d6b9ca (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - 初めまして。私も最近BTSにハマった遅い新参者です。かっこいい曲が多いですよねぇ(^^) 更新楽しみにしています(^^) (2022年12月9日 20時) (レス) @page30 id: 8c0425346a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ruki | 作成日時:2022年11月20日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。