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story 2 ページ2

人を真っ直ぐに愛する事、

君が私に教えてくれた。


ーーー


「A飲みに行かない?」



『麻衣さんの奢りなら付き合いますよ。』



「あんた、どうせコンビニ弁当で、



夜ご飯を済ます気だったんでしょ?笑」



『バレたか。笑』









定時に帰るはずが上司から、


" 今日中に資料をまとめといて!"と頼まれ、


同じ課の先輩である麻衣さんと揃って、


残業を押し付けられた。


"早目に終わらせて帰ろう"を合図に、


麻衣さんと早々に始めたけど、


結局、終わった時刻は19時。








『麻衣さん、いつもの山ちゃんですか?』




「そだね。

最近忙しくて行けてなかったから久々に行こっか?」









制服から普段着に着替えた後、

馴染みである居酒屋の山ちゃんに向かった。








「お!いらっしゃい。久しぶりだね?」




『中々、来れなくてゴメンね。

最近、仕事が忙しくて来れる時間がなくて...』




《いいよ。仕事大変なんだね。

働き過ぎて体壊すなよ?》




『ありがとう。山ちゃん』




「とりあえずビール?」




『うん。』




「あ、そうそう、これ見て!」









ビールを一口飲んだところでいきなり麻衣さんは、

鞄から雑誌を引っ張り出してきた。








「テヒョンが載ってるよ。」




『これって女性雑誌ですよ?』




「そうそう。


私、毎月この雑誌買ってるんだけど、


今月号にテヒョンが載っていたから、


ビックリしちゃって。


でね?昼休憩の時に読んだんだけど、


これって何気にAの事じゃないの?」









初入社した時から麻衣さんは、

私とテヒョンが付き合っていた頃を知っている。








「今でも連絡取ってたりするの?」




『何言ってんですか。笑


別れてからもう3年ですよ?


さすがに取ってないですよ。


きっと、携帯番号も変わってると思いますよ。』




「試しに1回掛けてみたら?」




『...もう携帯番号消してますよ。』












なんて、嘘。



別れてから一度も鳴らす事はなかったけど、



テヒョンのtelephone numberは、



未だに"た行"に残ったまま。



未練がましいかな?










「はい。これ、Aにあげる。


帰ってゆっくり読みな。


きっとテヒョンは一番Aに、


読んでもらいたいんじゃないかな?」

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , テヒョン   
作品ジャンル:タレント
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ruki(プロフ) - さこさん» さこ様(*^^*)コメントありがとうございます!初めまして。お互い同じですね(*´艸`)曲もダンスも人柄も良くて一気に引き込まれたした^^更新頑張ります(ง •̀_•́)งまた暇つぶしに読んでやって下さいm(_ _)m (2022年12月9日 20時) (レス) id: 2ac3d6b9ca (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - 初めまして。私も最近BTSにハマった遅い新参者です。かっこいい曲が多いですよねぇ(^^) 更新楽しみにしています(^^) (2022年12月9日 20時) (レス) @page30 id: 8c0425346a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ruki | 作成日時:2022年11月20日 11時

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