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09話 ページ9





長い1日だったから、シャワーを浴びてすっかり寛ぎモードだ。


安定の事件報道を見ながら、軽いストレッチをして疲れを癒す。



そんなまどろんだ空気を断ち切るように電話が鳴った。



「もしもし。」

「Aさん、調査を終えましたのでご報告です。」

「ああ、伊地知ね。ありがとう。それで?」

「安室透という名前で、あの容姿とマッチする人はいませんでした。
そこで、色々と調べたところ警察庁警備局警備企画課(通称・ゼロ)所属の警察官で、本名は降谷零というらしいです。

それから、江戸川コナンという戸籍は存在しませんでした。」

「なるほどね、私と同じような立場ってことか。
江戸川コナンについては引き続き調べてみて。」



要件が済み、電話が切られた。

ゼロ所属の男か。
おそらく今日の現場で指揮をしていた私と五条のことを訝しんで、詮索してくるだろう。


視えない人間に呪術界のことを信じてもらうなの到底無理だ。

それも、お堅い公安警察ときた。



「あーポアロに行きたくないな。

でも、少年の監視もしないといけないし、少年が周りの人間にも呪力で被害を与えてるなら呪符でも貼りに行かないといけないし。」



不満をこぼしつつ、やるべき事を整理する。


公安警察に私たちを探られたら、面倒だしとりあえず情報操作をして、その後に一般人を装いポアロに行くか。



部下に呪術界の情報を非呪術師に開示しないよう、命令を出す。

その後、親切心で上層部の奴らにも公安が情報を探ってくるかもしれないと注意を促す。



これだけしたのだから、呪術界のことが知られたら私のせいではないからなとだけ強く思う。



明日、ポアロへ足を運ぶことを考えると憂鬱すぎて日が昇らないことを望みつつ、眠りについた。








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銀華(プロフ) - ryeさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️入力ミスです。訂正させていただきます。 (2022年7月5日 13時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます。警察学校時代のお話は番外編か、本編の後々に書けたら良いなと思っております。少しお時間頂戴してしまうかもしれませんが、楽しみにして頂けたら幸いです☺️ (2022年7月5日 13時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 9話の降谷さんの所属、警察庁が警視庁になってます。 (2022年7月5日 10時) (レス) @page9 id: 6f680e21b1 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - めっちゃ面白い!この小説の面白さを伝えるためにコメント欄に登場しました!警察学校組との絡みができてきたので、警察学校時代の物語も知りたいです! (2022年7月2日 9時) (レス) @page37 id: c0ec2f5f77 (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - 悠華さん» コメントありがとうございます。警察学校組とはあと2、3話くらいで少し絡みをもたせることができるかな~と考えております!もう少しお待ちいただけると幸いです🙇‍♂️ (2022年6月23日 15時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀華 | 作成日時:2021年12月24日 0時

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