49話 ページ49
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呪霊をなるべく、非呪術師から遠ざけるために絶え間なく呪力の打撃をくらわせる。
一際多い呪力を纏わせた拳で一発殴り、呪霊を吹っ飛ばすことに成功した。
「七海。
周りに被害がいく。だから逃げて欲しい。
これ以上、誰も殺させない。」
呪霊と闘うにしても、空間を広く使えないのは困る。
このまま、後ろに非呪術師を庇いながら攻撃するのも気は張るし、無駄に疲れるだけだ。
「逃げるならAさんも一緒に！
殺されてしまいます。
あんな化け物に一人でなんて………。」
「私は独りでいればいるほど強いので、大丈夫ですよ。
安室さんたちは早く逃げてください。
邪魔になるので。」
半ば無理矢理、廃倉庫から追い出した。
「よーーーし。これで守るべき対象はいない。
残念だけど、生得領域が未完成なあたり…。
お前は宿儺の指の力を借りても、完璧な強さは手に入れられなかったわけだ。
そんなお前に私は負けない。」
目の前にいる呪霊が私の言葉を理解できるほどの知能を持っているとは思わない。
だけど、伝えておいてやるのが私なりのポリシーだ。
「今回は非呪術師もいるし、あんまり戦闘を長引かせたくないから、こちらも領域で対抗させてもらうから。」
少し乱れた息を整えてから、一度、目を瞑る。
冷静になってから呪霊を見据えて言葉に出した。
「領域展開 "
「これは私が貰うよ。」
領域内での私の攻撃を受けて、ほとんど原型がわからなくなった呪霊に静かに告げた。
手元に戻ってきた宿儺の指を握りしめたところで。違和感に気づいた。
「………どうして帳が上がらないの？」
呪霊の気配は確かに消えているから、誰か別の人間が帳を二重になるよう降ろしたのかもしれない。
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銀華(プロフ) - ryeさん» 教えていただきありがとうございます🙇♂️入力ミスです。訂正させていただきます。 (2022年7月5日 13時) (
レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます。警察学校時代のお話は番外編か、本編の後々に書けたら良いなと思っております。少しお時間頂戴してしまうかもしれませんが、楽しみにして頂けたら幸いです☺️ (2022年7月5日 13時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 9話の降谷さんの所属、警察庁が警視庁になってます。 (2022年7月5日 10時) (レス) @page9 id: 6f680e21b1 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - めっちゃ面白い！この小説の面白さを伝えるためにコメント欄に登場しました！警察学校組との絡みができてきたので、警察学校時代の物語も知りたいです！ (2022年7月2日 9時) (レス) @page37 id: c0ec2f5f77 (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - 悠華さん» コメントありがとうございます。警察学校組とはあと2、3話くらいで少し絡みをもたせることができるかな~と考えております！もう少しお待ちいただけると幸いです🙇♂️ (2022年6月23日 15時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀華 | 作成日時：2021年12月24日 0時
