44話 ページ44
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萩原研二side
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7年間も寝たきりで、衰えてしまった筋肉を戻したあとに医者が驚く早さで仕事復帰を果たした。
ただ、復帰先の部署は爆発物処理班ではなく、捜査一課所属となり、何の因果か陣平ちゃんと班長と同じ部署だ。
「刑事の仕事にはもう慣れたのか？」
「班長ー！まあまあかな。
米花町の事件の多さには慣れないけどね。」
「それで、AAについて何か情報は？」
「全く手がかりなし。」
自分がどんな状況に身を置いていたのか、詳細は陣平ちゃんから聞いた。
爆発事件に巻き込まれて以降、原因不明のまま眠り続けていた俺を目覚めさせてくれたのがAちゃん。
『警察を辞めたっていう噂だから、呪術師として頑張っているんだと思ってたんだけど…。
俺が眠っていたのも呪いが原因なんだろうなぁ。』
信頼できる同期にすら呪霊について話したことはない。
それもあってか、自分の身に何が起きたのかを予想はできてもAちゃんに聞くしか真実を知る機会は得られない。
Aちゃんをどうにかして探したいと、仕事の片手間に米花町内を捜索し続けて約1ヶ月のある日。
警察学校時代と比べれば、かなり伸びた黒いストレートの髪を揺らしながら歩く彼女を発見する。
隣にデンマーク系の顔をしたイケメンが並んでいるので呼び止めるのを一瞬躊躇うが、思い直して声をあげる。
「Aちゃん！！！」
「…………Aさん、お知り合いでしたら席を外します。」
「あー、ごめん…、七海。
今日は情報収集だし、各自でやってまた明日報告にしよう。」
「分かりました。ではまた明日。」
流れるように連れの男性と別れたAちゃんは、そのまま俺に視線を向けて、俺の名前を呼んでくれた。
「萩くん、久しぶり。…少し話そうか。」
「ありがとう。仕事中だったのにごめんね。
でも、俺の身に何が起こったのか知りたいんだ。」
俺の真剣な気持ちを受けて、Aちゃんは快く説明をしてくれるようだ。
得意気にAちゃんをエスコートし、目覚めてからすっかりと常連になった喫茶ポアロへ。
ドアベルを鳴らして入店すると、例のやつ＿＿＿＿降谷ちゃん＿＿＿＿が出迎え、席に案内してくれた。
Aちゃんが降谷ちゃんを見て、嫌な雰囲気を醸し出したように思ったのは俺の気のせいだろうか。
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銀華(プロフ) - ryeさん» 教えていただきありがとうございます🙇♂️入力ミスです。訂正させていただきます。 (2022年7月5日 13時) (
レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます。警察学校時代のお話は番外編か、本編の後々に書けたら良いなと思っております。少しお時間頂戴してしまうかもしれませんが、楽しみにして頂けたら幸いです☺️ (2022年7月5日 13時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 9話の降谷さんの所属、警察庁が警視庁になってます。 (2022年7月5日 10時) (レス) @page9 id: 6f680e21b1 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - めっちゃ面白い！この小説の面白さを伝えるためにコメント欄に登場しました！警察学校組との絡みができてきたので、警察学校時代の物語も知りたいです！ (2022年7月2日 9時) (レス) @page37 id: c0ec2f5f77 (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - 悠華さん» コメントありがとうございます。警察学校組とはあと2、3話くらいで少し絡みをもたせることができるかな~と考えております！もう少しお待ちいただけると幸いです🙇♂️ (2022年6月23日 15時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀華 | 作成日時：2021年12月24日 0時
