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何が正解だったのか。
発音合ってますよとか、逆にもっと発音はこうした方がいいですとか、言えば良かったのか
自分の行いを顧みてみるがそれを察したのか'いやいや'とジョングクが両手を振りながら笑う。
「ヌナは悪くないですよ、僕がちょっと冗談言いたくなっただけだから、笑」
何が面白いのかふふふと楽しそうなジョングク。
私はと言うと勿論訳が分からない。
でも、先生って呼ぶのはとか言いながら先生っぽい言葉を発した事が地雷ではなかったという事だけでも満足だ。
それにたった数分数十分だとしてもポスター中で見た事があるジョングクとは違うジョングクが見れた気がして、それは純粋に嬉しく思う。
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「今日はなんか、授業らしい事ができなくてすみません」
コーヒーが無くなったところで、何となくもうお開きにした方がいいような気がして頭を下げつつ伝えたそれは本音だ。
雨は降り続いているけれど長居するような"感じ"ではない。
私のそれにジョングクが'いえ'と答えて首を横に振るとまた髪が揺れて自分の髪が恥ずかしくなる。
「次はちゃんと準備して来るので、」
居た堪れなくなって立ち上がろうとした私をジョングクが待って！と制止する。
「次は僕が直接連絡するから、番号を…」
テーブルの角に伏せて置いておいた携帯を手にすると、スムーズに点キーの画面にして見せる。
つまり電話番号を入力する画面。
これは、ジョングクの言葉通りにしていいものなのか。
割と真面目にそう躊躇する私に反してジョングクは別段気にしていない様子。
だから無理ですって言える空気でもない。
「、えっと私の番号は…010」
'えっと'なんて言う必要ないのに。
うんうんと頷きながら私の番号を入力し終えるとジョングクは次に携帯を耳に当ててまたうんうんと何かに頷く。
直後、私のバッグの中から携帯が規則的に鈍く震える音がして手に取ると画面には勿論見知らぬ番号。
ジョングクが携帯を耳から離すと私の手の中で震えていた携帯も止まった。
つまりそういう事だ。
見知らぬ番号はジョングクの番号で間違いないという事。
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かむ(プロフ) - aishinさん» 初めまして。いえ、こちらこそ読んで頂きありがとうございます。良かったらまた何度でも見に来てくださいねㅎㅎ (2月17日 21時) (
レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
aishin(プロフ) - かむさんはじめまして 素敵なお話ありがとうございます。一気に読みました。ジョングクの不器用で優しいそして何より一途な魅力全開の作品です💕これからも応援してます (2月17日 12時) (レス) @page24 id: 2f5b0c03f1 (このIDを非表示/違反報告)
かむ - senra1003さん» ありがとうございます(；ω；) (2月12日 19時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
senra1003(プロフ) - 最高です（т-т） (2月12日 1時) (レス) @page47 id: bf42e69a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年2月7日 22時
