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韓国の結婚式の緩い所。
招待状がなくてもご祝儀持ってお祝いにくれば知り合いの知り合いくらいまでならオッケー的な。
ジョングクがお祝いしてくれるなら碧斗は勿論、碧斗の奥さんとかその周りの人も嬉しいかも、と思い式場の住所をメッセージで送った。
その後ジョングクからは'ありがとう'とだけ来てメッセージのやり取りは終わった。
それきり携帯を伏せて置いて目を瞑ったのに、寝るまでに割と時間がかかった。
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シューズボックスの片隅に一足だけ箱に入れてしまってある靴がある。
それは年に一度履くか履かないかのしっかりヒールのあるパンプスだ。
何の為に置いてあるかって、それはこういう結婚式に呼ばれた時の為。
それだけ。
あとは一生スニーカーしか履かないのかってくらいスニーカーしか履かない。
若しくは少しごつめの皮のブーツ、しかも黒。
箱から出したそのパンプスを履いて足首のストラップを留める。
クリーニング店のカバーに包まれたままだった淡いブラウンのフレアスカートのワンピースは足首の上までの丈で気に入っているけれども、着る機会はパンプスと同じくらいこんな時くらいだ。
ワンピースにヒールの靴というぎこちない自分が鏡に映っているが、それに今更何が付け足せるわけもなく、配車したタクシーを待たせない様に半ば慌てて家を出た。
「碧斗！」
少し早めに来たはずなのに既にお祝いに駆けつけた招待客は結構な数で、主役を見つけるのに苦労した。
黒い燕尾服の碧斗が私の声に振り向き手を振る。
「もう結構人が来てるんだね。もしかして私遅かった？」
「いや、Aが遅いんじゃなくてみんなが早く来てるだけだから。笑」
しっかりとオールバックに整えられた髪の碧斗は見慣れた顔で笑う。
碧斗は時折すれ違う招待客に挨拶をしながら、私はそんな碧斗を感慨深い気持ちで見ながら新婦の待機する個室に向かった。
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かむ(プロフ) - aishinさん» 初めまして。いえ、こちらこそ読んで頂きありがとうございます。良かったらまた何度でも見に来てくださいねㅎㅎ (2月17日 21時) (
レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
aishin(プロフ) - かむさんはじめまして 素敵なお話ありがとうございます。一気に読みました。ジョングクの不器用で優しいそして何より一途な魅力全開の作品です💕これからも応援してます (2月17日 12時) (レス) @page24 id: 2f5b0c03f1 (このIDを非表示/違反報告)
かむ - senra1003さん» ありがとうございます(；ω；) (2月12日 19時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
senra1003(プロフ) - 最高です（т-т） (2月12日 1時) (レス) @page47 id: bf42e69a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年2月7日 22時
