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上司に報告をした事をジョングクに連絡しようとも思ったのだけれど、メッセージを開いた後で指が躊躇して結局せずに終わる。
私から連絡してもいいものなのか、と躊躇したのだ。
それに課外の事に関して上司の許可が必要かと言われればそういう訳でもない。
開いたメッセージのアプリを閉じて、やりかけの仕事に頭を切り替える。
碧斗から連絡が来たのは、その日の退勤時間直前だった。
招待状を受け取ってから1週間経過していた事もあって、もしかしてその事かもと思いつつ退勤の支度の手を止めて電話をとる。
「連絡しようと思ってたんだけど、うっかりしちゃってごめん」
'もしもし'を交わした後でそう言うと電話の向こうの碧斗が'いや全然！'と返してくれてホッとする。
必ず行くと伝えると奥さんを紹介したいとかで少し早く来てほしいと事だった。
'勿論'と答えて空いてる方の手でまだ起動したままのパソコンをシャットダウンした。
「…ていうかA、こないだのさ」
そのままバッグに荷物を適当に入れている私に碧斗が話を続ける。
'名前、ジョングクだっけ？'って少々久しぶりの名前が出て私の手がまた止まる。
でも何とか'うん'と答える事はできた。
「そのー…マジで何かあるとかじゃないんだよな？」
何を言うかと思えば。
上司に続き碧斗まで。
「だからぁー何にもないってば。何でそんな事言うのよ、相手が誰だか碧斗だって直接見たでしょ？」
「いやむしろ見たから聞いてんだよ」
見たなら尚更おかしい。
例えば相手が碧斗くらい何処にでもいる男相手だったらもしかしたらもしかするかもしれないけれど、相手はジョングクだ。
しかもあくまでも課外授業という仕事で会ってるだけ、だ。
こないだチキンを食べた事だってそれの付属品というだけ。
思わず'まったく…'と小さく吐露して椅子から立ち上がる。
呆れる私に碧斗は'お前マジか'って同じ呆れた様な声色で
「あれ、課外授業相手にする目じゃないだろ」
だって。
碧斗が言う事に賛同出来るわけもなく、何言ってんのとあしらって帰るからと電話をきった。
何故なら私から見てジョングクの目は普通だ。
いつもキラキラしてて本当にビー玉みたいな目って言葉が合うのがジョングクの目。
本当にそう思う。
自分に対して誤魔化しなどないのだけれど、バス停に向かう途中それじゃない目のジョングクが脳裏にちらついた。
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かむ(プロフ) - aishinさん» 初めまして。いえ、こちらこそ読んで頂きありがとうございます。良かったらまた何度でも見に来てくださいねㅎㅎ (2月17日 21時) (
レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
aishin(プロフ) - かむさんはじめまして 素敵なお話ありがとうございます。一気に読みました。ジョングクの不器用で優しいそして何より一途な魅力全開の作品です💕これからも応援してます (2月17日 12時) (レス) @page24 id: 2f5b0c03f1 (このIDを非表示/違反報告)
かむ - senra1003さん» ありがとうございます(；ω；) (2月12日 19時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
senra1003(プロフ) - 最高です（т-т） (2月12日 1時) (レス) @page47 id: bf42e69a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年2月7日 22時
