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「
玄関に入る直前。
ジョングクはまるで軍人の様なシャキッとしたお辞儀をしながらそんな事を言うから、そんな大層な家じゃないんだけどなと内心少し、いやかなり恐縮した。
ジョングクより先に部屋に入って一番に寝室のドアを閉める。
その後で見渡したリビングとキッチンは予想通り。
まぁ"何とか大丈夫"だ。
少し無理して家賃の高い一人にしては広めの家を契約しておいて良かった。
ダイニングはないが三、四人は座れるソファはある。
「そこに座ってて」
そのソファに促すと着ていたアウターを脱ぎながら多少キョロキョロしつつも言われるまま座るジョングク。
私はそんなジョングクをそこに置いてさっき閉めたばかりの寝室に向かい、とりあえず着替えだ。
「ジョングギは何か食べたいチキンある？」
「いや、何でも平気。ヌナが選んで注文して、あ、お金は後で僕が払うから」
「え、いいよ、そんなの。じゃあ、とりあえず適当に注文しちゃうね」
ソファのジョングクがキッチンの私に向かって'よくないよー'って返ってきたけど敢えて無視してチキンの注文を済ませる。
すぐに準備中になって到着まで35分の表示に切り替わる。
その後で冷蔵庫からビール…を取り出しかけて戻す。
ジョングクは車だった。
ビールの缶からコーラの缶に手を移してそれとコップを二つ。
「30分くらいで来るって」
ソファの前のテーブルに置く。
「あ、ありがと、あとは僕がやる」
置くや否や私からコーラもコップも取り上げて、有無を言わさず缶を開けたのはジョングクで。
プシュッと炭酸の音。
二つのコップに注がれるコーラ。
その一連の流れをこなすジョングクを見て今更何故家に呼んでしまったのかと疑問に思った。
だってあまりにも非現実的過ぎて。
コーラを注ぐというごく日常的な仕草さえも絵になるような人と自分の家の壁とのコントラストのギャップが大き過ぎて。
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かむ(プロフ) - aishinさん» 初めまして。いえ、こちらこそ読んで頂きありがとうございます。良かったらまた何度でも見に来てくださいねㅎㅎ (2月17日 21時) (
レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
aishin(プロフ) - かむさんはじめまして 素敵なお話ありがとうございます。一気に読みました。ジョングクの不器用で優しいそして何より一途な魅力全開の作品です💕これからも応援してます (2月17日 12時) (レス) @page24 id: 2f5b0c03f1 (このIDを非表示/違反報告)
かむ - senra1003さん» ありがとうございます(；ω；) (2月12日 19時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
senra1003(プロフ) - 最高です（т-т） (2月12日 1時) (レス) @page47 id: bf42e69a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年2月7日 22時
