検索窓
今日:3 hit、昨日:14 hit、合計:3,458 hit

落下 ページ3




気がつけば空中だなんて誰が想像出来る?

『うわぁぁぁぁぁぁぁ!』

ここどこ?!悟どこ?!私誰?!いや流石にそれは無い。

まるでさっきまでのシリアスな雰囲気が嘘のようだ。実際私はそんなに精神は弱くない。

かなり高度なところにいる。下は樹海のように木々が生い茂り、大きな山もあった。

なんだあの禍々しい山は。あれか、心スポか?!結構がちでヤバイ系の?!

とりあえず流石にここから落ちたら一溜りもない。何とかしなければ。

集中し、呪力を練る。

【エデン、パラシュート】

呪力が形を成し、大きなパラシュートが造られた。

ふわふわとゆっくり地面に落ちていく。

にしても、何でこんなところにいるんだ……?確か私、体がパラパラと消えていってたよね?

あの腕は転移系の術式を持っていたのだろうか。きっと、叩いたことで発動するんだろうが……

ガサガサガサッと音を立てて木に落ちた。

急いでパラシュートを外し、地面に降りる。

特に怪しい気配は無い……だが、何か感じる。私の勘が言っている。

「何者ですか?!」

『……こども?』

気配がしなかった……

ステッキのようなものを持った女の子。彼女は一体何者だ。

『ごめん、入る気はなかったんだけど、不可抗力でさ……』

「ここは私有地です。不審な者は、即刻排除します。今からならまだ見逃しましょう、立ち去りなさい!」

まさかの私有地。こんな膨大な樹海が私有地なの?まさかあの禍々しい山も??五条家よりも金持ちじゃない?

?(はてな)でいっぱいだけど、まあここにいる理由もない。でも、情報が一切ないな……

『あー……うん、わかった。去るけど、どこから出られるの?案内してもらえるかな?』

「……わかりました。ですが、不審な動きを発見次第、始末します」

『物騒だなあ……別に(出来ないだろうから)いいけど』

着いてきてください、と彼女は私の前を歩く。

沈黙。少し気まずい。

『ねぇ、ここってどこなの?』

「……貴女、何も知らないんですか?ここはククルーマウンテン。ゾルディック家の邸宅外です。この樹海も私有地で、基本的にはあそこの門を通らない限り侵入は不可能です」

警戒の色を滲ませながら私を睨む女の子は、本当に何も知らないのか?と問いかけるようだった。

『へぇ〜。わたしは空から落っこちてきたから、知らないんだよね』

「おっこちて……?!」

試しの門 カナリアside→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
88人がお気に入り
設定タグ:HUNTER×HUNTER , 呪術廻戦
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:成海 なるせ | 作成日時:2024年1月13日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。