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この空気、どうしようか。
いがみ合う二人を眺めながら頭を捻っていたその時、背後からヌナと呼ぶ声がした。
私のことをヌナと呼ぶのは、私の知っている限りでは一人しかいない。
いよいよ面倒なことになってきた。
声の主は私たちの輪の中に入ってきて、案の定複雑そうな顔をした。
「おはようございます、Aヌナ、ジミニヒョン。それと…なんでここにいるんですか？」
引き攣った表情でテヒョンを見るジョングクくん。
私とジミンは顔を見合わせて、肩を竦めた。
そんな中、テヒョンがおもむろに言った。
「…A」
『ん？』
「ジミンさんと先に行ってて。俺はジョングクと少し話をしてから行くよ」
『え、でも』
「大丈夫だから」
テヒョンはふっと微笑んで、私の頭を撫でる。
それからジミンに目配せをして、私と一緒に行くように促した。
「行こうA」
『う、うん…』
テヒョンとジョングクくんを二人きりにすることに若干不安を感じながら、私はジミンとその場をあとにする。
エントランスをくぐりながらもう一度後ろを振り替えると、ジミンがぐいと私の腕を引っ張った。
「大丈夫だよ、あいつらああ見えても仲良しだろ」
『でも、私のせいで、こんな…』
「Aのせいじゃない。それにきっとこんなので拗れるようなヤワな仲じゃないよ」
だから大丈夫と言ってジミンは優しく私の頭を撫でる。
言われてみれば、ジミンの言う通りだ。
テヒョンとジョングクくんの関係は、あの二人にしか分からない何か特別なもので繋がっている。
だからきっと私が知らなくていい彼らだけの解決方法があるのだろう。
そして彼らはそれを自ずと知っているのだろう。
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hatakekakashi84(プロフ) - おもしろかったです！Twitterフォローしたのでお願いします！ (2021年12月31日 19時) (
レス) @page48 id: fe6888fa87 (このIDを非表示/違反報告)
タナ(プロフ) - 一気に読ませて頂きました。最高でした。素敵な時間をありがとうございました！ (2021年3月14日 20時) (レス) id: 13f7b09681 (このIDを非表示/違反報告)
かむり - 最高です…！！！ (2019年12月8日 14時) (レス) id: d90aae6f87 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow8938(プロフ) - こんにちは続きがめちゃくちゃ楽しみに待ってますTwitterフォローさせて頂きましたよろしくお願いしますいつも素敵なお話ありがとうございます (2019年11月11日 13時) (レス) id: fb4a224a7d (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - ヤバイです！めっちゃドキドキします！続き楽しみにしてます〜!!! (2019年10月13日 12時) (レス) id: baaac411fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kasu
| 作成日時：2019年9月22日 23時
