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オフィスには、まだ始業３０分前なのに対して普段より人の数が多い。
中には見覚えのない社員もいて、不思議に思った私は近くにいた先輩の肩を叩いた。
『ユンギ先輩、あの方々は？』
「は？お前、今日は新入社員との顔合わせだろ」
『ああ！新入社員！』
いやはや、すっかり忘れていた。
どうやら他の部署同様、私たちの営業部にも新入社員が入ってきてくれたらしい。
今年は例年に比べて少ないようだが、少しでも戦力が増えるのは嬉しい。
「えーそれでは、これから新入社員の指導にあたる担当者を発表したいと思います」
部長のジンさんが、予め作っておいたらしいリストをめくりながら担当を割り振っていく。
「そうしたら…A！君は彼に付いて！」
ジンさんは新入社員の一人であった背の高い男の子を指して、私の名前を呼ぶ。
『えっ、私ですか？』
まさか自分が後輩指導の担当になるなんて思っていなかったので驚いていると、私の元へ一人の新入社員がやってきた。
「はじめまして、チョンジョングクです。よろしくお願いします」
白い肌に大きなくりくりの目。
まさにアイドル顔負けの顔立ちの彼を見て、職場の女性たちが一気に湧き立ったのは言うまでもない。
『よ、よろしくね』
おずおずと彼に手を差し出す。
しかし、彼は私の手を一瞥しただけで握ろうとしない。
無愛想というか、そっけないというか、彼の纏う雰囲気はなんだか近寄りがたくて、先が思いやられる。
これが私と彼の最初の出会いだった。
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のあ - とてもおもしろいです、続き待ってます！ (2019年9月11日 7時) (
レス) id: 87b0b31a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - すごく面白い展開になってて続きが楽しみです! これからも読ませていただきます!! (2019年7月25日 17時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - とてもお気に入りです!! 迷惑かもしれませんが続きお願いします! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
たまたま - 三角関係ぽい小説、今まであまり好きじゃなかったけど、このお話は凄く続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年7月17日 21時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主人公ちゃん、自惚れちゃっていいんですよね！！！！！？テヒョン、、頑張れ！！ (2019年7月17日 8時) (レス) id: d2b1c04faa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kasu
| 作成日時：2019年6月30日 17時
