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「A、資料持ったか？」
『はい持ちました！』
「ジョングクも準備できた？」
「はい」
ユンギ先輩、私、ジンさん、そしてジョングクくんの４人は入念な持ち物チェックを終えて、神妙な面持ちで本社を出発した。
私たちがなぜこんなに緊張しているのかというと、これから私たちは部署の存続を決めると言っても過言ではないほど重要な取引に向かうからである。
特に取引の責任者であるジンさんに関しては、ある意味その
『だ、大丈夫ですかジンさん…』
「うん…だいじょぶ…」
話しかけても完全に上の空のジンさん。
一同が不安げに彼を見つめる中、突然ユンギ先輩がジンさんの大きな肩をパンと叩いた。
「オウッ！？」
「ヒョン、しっかりしてください。俺らがついてますから」
「ユ…ユンギ…」
ジンさんがうるうると目を潤ませながらユンギ先輩に抱きつく。
ユンギ先輩は終始嫌そうな顔をしながらも、結局は一回り体の大きいジンさんの腕にすっぽりと収まり、ため息をこぼした。
私の隣でその様子を見ていたジョングクくんは、おもむろに私の耳元に口を寄せる。
「俺たちも激励の抱擁交わしますか？」
いたずらっぽく笑うジョングクくんに、私は先ほどのユンギ先輩のように肩パンを食らわすのだった。
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のあ - とてもおもしろいです、続き待ってます！ (2019年9月11日 7時) (
レス) id: 87b0b31a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - すごく面白い展開になってて続きが楽しみです! これからも読ませていただきます!! (2019年7月25日 17時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - とてもお気に入りです!! 迷惑かもしれませんが続きお願いします! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
たまたま - 三角関係ぽい小説、今まであまり好きじゃなかったけど、このお話は凄く続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年7月17日 21時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主人公ちゃん、自惚れちゃっていいんですよね！！！！！？テヒョン、、頑張れ！！ (2019年7月17日 8時) (レス) id: d2b1c04faa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kasu
| 作成日時：2019年6月30日 17時
