Stray Sheep

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「まずはここ？」









そう言って、テヒョンは指で何も纏っていない下に触れた。









『やっ、待って…っ』

「どうして？」

『今こんなことしてる場合じゃ…』

「俺がこのまま会社に行かせるとでも？」









テヒョンは馬鹿にしたように鼻で笑い、ゆっくりと私の中に指を沈める。









『やだ、何を…』

「思い出させてあげるの。昨夜のAがどれだけ可愛かったか」









テヒョンが焦らすように中を刺激し始めた。









中途半端な刺激はもどかしくて腰に来る。









『やだ…』

「何が嫌なの？」

『ゆ、指、抜いて…』

「昨夜はそんなこと言ってなかったでしょ」









テヒョンは強すぎない刺激を与えながら、首筋に吸い付いて跡を付ける。









「ほら言って？昨夜みたいに」









そんなことを言われても、覚えていないものは覚えていない。









でも、テヒョンが望んでいる言葉ならだいたい想像はつく。









『言えば…会社に行かせてくれる？』

「正解だったら」

『……』









彼の言葉を信じ、意を決してテヒョンの首に手を回した。









そして、少し驚いたような顔をする彼の唇を奪う。









『…もっと…ほしい』

「……」

『テヒョンがほしい』









 

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