56話 ページ6
“お客様……もう閉店の時間でして”
店員さんの申し訳なさそうな声に、はっとする。
周りを見渡せば私しかお客さんはいなくて、
慌ててお会計しようとバッグの中から財布を取り出そうとするも、中々見つからない。
とゆうか財布をなくした事に気づく。
最悪なことは続くものみたいだ。
店員さんに頭を下げて、
「知り合いに持ってきてもらうので」
と何とか説明をした。
とにかく片っ端から友達に電話をかけるも、
金曜日の夜は中々繋がらない。
ユナにLINEを入れると、
直ぐに返信が返ってきたけど、
“ごめん。今彼氏んちだからそっちまで行くのに1時間ぐらいかかる”って。
1時間も待ってもらうことはさすがに出来なくて……どうしようと頭の中はパニック状態。
財布なくした事信じてもらえるかな？
私、食い逃げで逮捕されちゃう？
そう思いながらも、
ジョングクは今頃……とやっぱり彼の事を考えてるのが心底情けなくて、悔しくて。
泣きそう……と思った所でバタバタとお店の入口の方から、誰かが走ってくる足音。
《……Aちゃん》
顔を上げるとジミン君がいた。
息を切らして立っているジミン君が。
その顔を見て、もう涙を止めるなんて出来なかった。
ジミン君は、
《あー、泣かないで》と私の顔を下から覗き込みながら《もう大丈夫だよ》って。
結局ジミン君がお会計を済ませてくれて、
二人でお店を出た。
「……ほんとにごめんなさい。お金絶対返すから」
《いいよいいよ、ほんと。でもびっくりした。
ユナからAが大変ってかなりオーバーに連絡来たからさ》
あぁ………本当に恥ずかしい。
馬鹿だと思われてるよね。
《このぐらいの事でよかったよ》
そう言うと、ジミン君はいつもの優しい目で私を見つめた。
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なゆ - 来た❗️とうとう この日が… ふぅ 落ちついて ポチッとするのよ 行くぞぉ^ ^ (3月29日 22時) (
レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - ‼️‼️ 何と‼️‼️ ╰(*´︶`*)╯♡ mokaさん もう幸せ〜 るんっ♪ (3月22日 17時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - なゆさん» なゆさん、このお話を大切にしてもらえて本当に幸せです♡日々のルーティンなんて嬉しすぎます💕この二人は喧嘩ばかりですが結局お互い好きなんですよね😌✨お待たせしましたが特別編を出すので読んでもらえると嬉しいです♡ (3月22日 5時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - こんにちは mokaさん 連載中の作品を読んでも その後に必ずこちらのグクを読むという日々のルーティン！ この2人のケンカしながらもお互い大好き！って所がたまらんのです^ ^ ずっと変わらずいてほしい メチャメチャ大好き！ 新作も応援してます。 (3月21日 19時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - ちなつさん» ちなつさん、そんな風に言ってもらえてほんとに嬉しいです😢投稿してよかったです。ありがとうございます♡番外編をいつか載せますね！ (2月19日 8時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moka
| 作成日時：2023年11月2日 19時
