65話 ページ15
運転席から出てきたジミン君が、こっちに歩いて来るのが見える。
慌ててジョングクと距離をとれば、
私達の側まで来たジミン君が、落ちていた私の鞄を拾う。
《会社の人？》
と訪ねるから頷けば、ジミン君はジョングクに会釈をした。
《送ってくれてありがとうございます》
『あっ、いえ……』
《後は僕が送りますんで………》
そう言うと私の手を掴んだ。
ジミン君の手の力が強い。
痛いわけじゃないけれど違和感はある。
いつもとは違うジミン君の雰囲気に
言葉を口にするのを戸惑った。
車の前に来れば、いつも通り助手席のドアを開けてくれる。
乗り込む時に後ろを振り返れば
そこにはまだジョングクがいたけど、
私は直ぐに視線を反らした。
「ジミン君……あのね、」
車が走り出して数分たっても、
何も口にしないジミン君に勇気を出して話しかければ、《さっきの人って、前ユナが話してた元カレ？》
とこっちも見ずに質問が返ってくる。
「そうだよ……でもさっきのはね、
私が自転車にぶつかりそうになって、それで、」
《余裕ないよね、俺》
いつの間にか私の家の前に着いていて、
ジミン君は車を停めると私を抱き寄せた。
《俺だけ見ててほしいってさっきすげー思った。
ださいでしょ？》
どこかで聞いた台詞だと思った。
いつかの私がジョングクに泣きながら言った言葉。
腕の力が強くなるジミン君に応えるよう、
私は彼の背中に腕を回した。
《すごく好きだよ、Aちゃんの事》
そう言われて頷けば、ジミン君が腕を離して、
私の顔を覗き込む。
反射的に目を瞑れば、直ぐに触れる唇。
咄嗟にジミン君のシャツを掴むと、
彼の手が私の手の上に重なった。
《今日は帰すけど、次会うときは、もう帰さないと思う……》
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なゆ - 来た❗️とうとう この日が… ふぅ 落ちついて ポチッとするのよ 行くぞぉ^ ^ (3月29日 22時) (
レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - ‼️‼️ 何と‼️‼️ ╰(*´︶`*)╯♡ mokaさん もう幸せ〜 るんっ♪ (3月22日 17時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - なゆさん» なゆさん、このお話を大切にしてもらえて本当に幸せです♡日々のルーティンなんて嬉しすぎます💕この二人は喧嘩ばかりですが結局お互い好きなんですよね😌✨お待たせしましたが特別編を出すので読んでもらえると嬉しいです♡ (3月22日 5時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - こんにちは mokaさん 連載中の作品を読んでも その後に必ずこちらのグクを読むという日々のルーティン！ この2人のケンカしながらもお互い大好き！って所がたまらんのです^ ^ ずっと変わらずいてほしい メチャメチャ大好き！ 新作も応援してます。 (3月21日 19時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - ちなつさん» ちなつさん、そんな風に言ってもらえてほんとに嬉しいです😢投稿してよかったです。ありがとうございます♡番外編をいつか載せますね！ (2月19日 8時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moka
| 作成日時：2023年11月2日 19時
