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4話 ページ4

「ありがと」





嬉しいのにあんまり喜べなくて、
ぎこちない笑顔がわかったのか

JK『気に入らない?』

って言うから、
ぶんぶん首を横に振った。




「気に入ったよ」


JK『機嫌直った?』


「元々悪くないって」


JK『じゃあ今日家来て、』


「やだ」


JK『何で?』


「そういう事しようとするでしょ?」


JK『そういう事?』


「分かってるくせに」


JK『何もしないって』





こないだもそう言った。

何もしないって。

でも結局ジョングクの家に行くと、
そういう雰囲気になるんだもん。







JK『来たくない?』


って言葉に頷くと、
髪をぐしゃっとさせながら
ジョングクは俯いた。







JK『俺の事、嫌いになった?』







違うのに。

好きだよ、大好き。

だけど、

妊娠検査薬のあの赤い線を思い出すと、

泣いてしまいそうで。

もう今は何も考えられない。






黙っていると、
ジョングクは私の手を握った。








JK『嫌いになんないで』


「なるわけないじゃん、」


JK『ほんとに?じゃあキスだけして?』




ジョングクに触れるだけのキスをすると、
直ぐに腰に手を回されて
抱き締められた。






花火の音はいつの間にか聞こえなくなっていて、
どうやらお祭りは終わったみたいだ。



ジョングクに家まで送ってもらって、
彼が見えなくなった後、
直ぐまた家を出て、コンビニに急いだ。



浴衣姿のまま妊娠検査薬を手に取って、
家に帰った。








お願い………

きっと昨日のは何かの間違いだよ。

だってまだ高校生だもん

そんなわけない。






なのに

一瞬で真っ赤に染まった赤い線は

どんなに擦っても消えなかった。

どうしよう。言えない誰にも。


ねぇ、ジョングク。

私、どうしたらいい?

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - あきさん» あきさん、逃避行の時は現実から逃げただけだったけど、ジョングク頼りになる男の子に成長しましたよね💕いつも本当にありがとうございます♡lookatも更新しないといけないですね!この作品を忘れないでいてくれるあきさんにきゅん😭♡ (2月16日 3時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - aishinさん» aishinさん、最後まで読んで頂きありがとうございました♡いつも優しく見守ってもらえて幸せです💕 (2月16日 3時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん、楽しみにしてもらえて嬉しいです♡ありがとうございます😌✨ (2月16日 3時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - kkimu983さん» kkimu983さん、どちらか投稿しますね😌✨✨ (2月16日 3時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - さゆみん?さん» さゆみんさん、ありがとうございます♡楽しみにしてもらえて嬉しいです😌✨ (2月16日 3時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年2月5日 17時

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