25話 ページ25
朝、目が覚めると、ジョングクはもう隣にいなかった。
昨日眠ったのは1時を過ぎてたのに……
学校にバイトに、
毎日あり得ないほどの忙しい日々を過ごしてるから、体を壊さないかすごく心配。
用意してた夜ご飯は、朝食べたみたいで、
お皿もきちんと洗われていた。
ジョングクが頑張ってくれてるのは嬉しいのに、
それでいて複雑な感情にもなる。
全てを投げ捨ててるみたいで。
ダメだな……………
ずっと家にいると、そんな事ばっかり考えてしまう。
ふと、今日何曜日だっけ？
とカレンダーを見ると、
ゴミの日だったことに気付いて、
慌ててゴミを集め始めた。
袋に入れていると、
ゴミ箱からくしゃくしゃに丸まった紙が出てきて、
思わず手の動きを止める。
捨てた覚えのない紙。
気になってそれを広げた。
紙には、ジョングクが行きたがってた
大学の名前が記されていて、
スポーツ推薦の出願書と書いてあった。
説明書きの下に、
“チョン・ジョングク”
という名前と印鑑が押されている。
“大学なんて行かない。
早く働くから。
どうせ推薦取れなかったし、気にしないで”
ジョングクが言ってた言葉が浮かんだと同時に、
どんな気持ちでこの紙を捨てたんだろうって想像したら、掴まれたみたいに胸が苦しくなった。
そのまま座り込むと、
もう起き上がる事が出来ない。
好きなのに、
大好きなのに、
したい事を諦めてほしいわけじゃないよ。
産みたいって言ったのは、
苦しめたかったわけじゃないんだ。
大好きなジョングクの何もかも、
私が奪ってるみたいだ。
私が妊娠しなきゃよかったんだ。
そしたら、ジョングクは無理して働くことなかったし、色んな事を犠牲にする必要もない。
何より、あの笑顔が曇る事もなかったと思う。
毎日疲れた顔して帰ってくるジョングクは、
とても幸せそうには見えなかった。
私達の未来を背負うには、
若すぎる彼を解放してあげなきゃ。
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moka(プロフ) - あきさん» あきさん、逃避行の時は現実から逃げただけだったけど、ジョングク頼りになる男の子に成長しましたよね💕いつも本当にありがとうございます♡lookatも更新しないといけないですね！この作品を忘れないでいてくれるあきさんにきゅん😭♡ (2月16日 3時) (
レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - aishinさん» aishinさん、最後まで読んで頂きありがとうございました♡いつも優しく見守ってもらえて幸せです💕 (2月16日 3時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん、楽しみにしてもらえて嬉しいです♡ありがとうございます😌✨ (2月16日 3時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - kkimu983さん» kkimu983さん、どちらか投稿しますね😌✨✨ (2月16日 3時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - さゆみん?さん» さゆみんさん、ありがとうございます♡楽しみにしてもらえて嬉しいです😌✨ (2月16日 3時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moka
| 作成日時：2024年2月5日 17時
