愛とか恋とか【JK】

11話 ページ11

次の日も同じ。



部屋から出ることはほとんどなくて、
いつの間にか日が暮れる。



普段仕事で夜までいない母は、
手術の日まで、有休を取って休んでいた。

その日まで私が家から出ないよう
見張ってるつもりだ。






ジョングクは今、何してるんだろう。



同じように家から出れずにいるんだろうな。



そんな事考えながら枕に顔をうめていると、

近くに置いてる携帯が
メッセージの受信を知らせる。





見ると、

ジョングクからのカトクの返信だった。











“最低限必要なもの、バッグに詰めてて”









返信はそれだけ。








何？

どういう事？






よく分かんなくて、

返信に迷ってると、

不意に着信が鳴る。





ジョングクと知らせる画面と、
思ったより大きな着信音に
慌てて通話ボタンを押すと、
聞こえてくるジョングクの低い声。

何だか、すごく久しぶりに聞く気がした。




彼の声を聞くだけで、
ドキドキ高鳴る自分の心臓の音が
うるさくてしかたない。

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