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104話 ページ5

帰りはユンギさんが車で送ってくれて、
途中の赤信号で
彼は後部座席の方から
何か紙袋を取り出して、私に手渡した。








《気に入るか分かんないけど》







Diorって書かれた箱。

開ける前から
きっと、高いんだろうなって思った。








「開けてもいいですか?」


《ん、》






中はピアスで、

ゴールドのそれは、

箱の中でキラキラ光ってた。









「こんな………もらえないですよ」


《って言いながら、
もうつけようとしてんじゃん》




そう言って笑うから

つられて私も笑った。




それを見守るように
車内では、私の好きな音楽が流れてる。



楽しいな、すごく。

そう思った。







一年前の私は、

次の誕生日をこんな風に幸せに過ごせるなんて

思ってもみなかったな。




ユンギさんといると
飾らない自分でいられる気がするんだ。







つけたピアスを
「どうですかー?」って見せると、
《似合ってるよ、》
と彼は言う。









あっという間に寮が見えてきて、

直ぐに目に入るのは、

1台のスポーツカー。







寮の前には、
車一台分駐めるスペースがあるけど
そのスポーツカーによって
駐める場所がなくて………。


ユンギさんは
《何か派手な車駐まってんな。手前で降ろすは》
と、寮の少し前で車を停めた。






《ドア開ける、》


その言葉に、シートベルトを外して、
開けてもらったドアから外に出た。








《……………ん?
何あの花束持ったいい男》

ってユンギさんが呟く。











その先にいた人。





ジョングク君が、寮の前に立っていた。

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - m...iさん» m...iさん、読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏   (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - kanさん» kanさん、ドキドキしてもらえて嬉しいです😌読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏 (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
m...i - すごく楽しく見せてもらいました続きがすごく読みたいです!パスワード教えていただいてよろしいですか? (4月3日 15時) (レス) id: 21753a5ca6 (このIDを非表示/違反報告)
kan - 読んでる時、ずっとドキドキしてました。とても面白かったです!続きを読みたいのですがパスワードがわかりません。教えていただいてもいいですか? (4月3日 11時) (レス) id: 1389d959b0 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - N--aさん» N--aさん、読み返してもらえて嬉しいです!ありがとうございます♡少し編集してたのでパスワードかけてました。解除しますね! (3月30日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年1月7日 16時

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