韓国人のBoyfriend【JK】3

131話 ページ32

｢ノート、今持ってたりする？」


『持ってるけど………。
ジンヒョンがバッグに勝手に入れたから、』



「今、読んで」


って言ったら



“え？無理だって”


即答する彼に、

“読んでくれなきゃ私、また泣くよ”

って変な脅しをして、

ジョングク君はちょっとだけ考えて、


『……もう、分かった、読むよ。
読めばいんでしょ』



と不貞腐れたような言葉の後、
バッグからノートを取り出した。







なのに、中々開こうとしない。






｢開いてよ、｣




『分かったから、ちょっと待って』




って言った後、
はぁと溜息を吐いて、
ジョングク君はやっとノートに手をかけた。








パラパラそれを捲る彼をじっと見つめる。




私が書いた文章を読む
ジョングク君を実際見るのって、
初めてだ。









“ジョングク君が私を嫌いになっても、
私はジョングク君を勝手に想ってるから。”










そう書いたメッセージを読むのに
かかるのは多分、
10秒ぐらい？なはずなのに、
意味を理解しようとしてるみたいに、
ジョングク君は数分ノートを見つめたままだった。








そして、やっとノートを閉じて、









『…………は？どういう事？
意味分かんないんだけど』





と呟いた。

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