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103話 ページ4

《おめでと》

って言って、笑うユンギさんはいつも通りちょっと高そうなスーツで。

この高級なお店によく似合う。






“いっぱい食べろよ、
これ以上痩せたらお前消えそう”

そう言うユンギさんも細いから、
人の事言えないのに。





誕生日どうせ祝ってくれる男いないっしょ?
って失礼な誘い方されても、
ムカつかないのは、
彼の優しさを私が知ってるから。





フレンチレストランで二人で食事してる私達は
恋人同士に見えるのかな。







《で、最近どうなの?》


「最近ですか?
うーん、そうですね。
仕事は大分なれたし、多分いい感じです」


《また韓国来てよかったって思う?》


「うん、それは、すごく思います。
ユンギさんのおかげです、」


《何か俺が言わせたみたいじゃんー》

ってユンギさんは目尻を下げて笑った。




このたまに見せる笑顔が、
会社の女子社員の心を掴んでるんだよ
とテヨンが言ってた。






《仕事以外は?》


「……え?」


《バラの花束、お前に誰が送ってきてんの?》





あっえっと、

なんて口篭もる私を見て、

ユンギさんは

“まぁ、誰でもいいけどさ、
口が上手い男には気ぃつけろよ”

って口にして、それ以上聞いたりしなかった。





口なんて全く上手くないどころか、

あんまり喋らない人からの贈り物だから

ユンギさんが心配する事はないと思う。

なんて………









「うわっ、お肉柔らかいですね、」


《やばいな、溶ける》







目の前にいるのはユンギさんなのに、

私は高級なステーキを食べながら、

ジョングク君の事を考えた。






ジョングク君と何度も食べた焼肉の味。

彼がよく焼いてくれたまかないのお肉は

ちょっとこげてて、

でも美味しくて。

また、食べたいな。

そんな事を考えた。







映画館でのジョングク君の
手の感触は数日たっても消えないままだ。

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - m...iさん» m...iさん、読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏   (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - kanさん» kanさん、ドキドキしてもらえて嬉しいです😌読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏 (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
m...i - すごく楽しく見せてもらいました続きがすごく読みたいです!パスワード教えていただいてよろしいですか? (4月3日 15時) (レス) id: 21753a5ca6 (このIDを非表示/違反報告)
kan - 読んでる時、ずっとドキドキしてました。とても面白かったです!続きを読みたいのですがパスワードがわかりません。教えていただいてもいいですか? (4月3日 11時) (レス) id: 1389d959b0 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - N--aさん» N--aさん、読み返してもらえて嬉しいです!ありがとうございます♡少し編集してたのでパスワードかけてました。解除しますね! (3月30日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年1月7日 16時

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