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125話【JK】 ページ26

『てか、来なくていいって言ったじゃん』





釜山行きのバスを待ってる。





俺を見送ってくれるのは

Aちゃんじゃなくて、

ベンチの隣にいるのはジンヒョンで。

男に見送られたくなんか、ないんだけど。






《んな冷たい事言うなよ、
しばらく会えないのに、寂しいじゃん》


『ヒョンにそんな事言われても、何も嬉しくない』


《Aちゃんに言われたかったんでしょ?》


『………………』


《黙んなよ。
お前にいいもんあげるから》


『何?なんかくれるなら早くちょうだい。
もうバス乗っとくから、』


《えー、まだ後15分もあるじゃん》

って言いながら
ジンヒョンは
誰か探してるみたいにキョロキョロした。



『いや、もう行く』


《あぁ、もう、分かったよ。
はい、あげる》


そう言うと、俺にノートを差し出した。





《Aちゃんから預かった》


『いらない』


《そう言うと思ってた。
だから今渡そうとしてんの、》






ジンヒョンは
俺のキャリーケースの上に置いてる
でかいスポーツバッグを勝手に開けて、
その中にノートをねじ込むように入れた。






《ちゃんと読め。
んで、返事は直接Aちゃんに渡しなよ。
俺はお前達の交換ノートの配達係じゃないの。
てかこの時代に、ノートで想い伝え合ってんのお前らだけでしょ?》








そう言ったジンヒョンの言葉は無視。

俺は読まないよ。

だって大体書いてる事は想像つくし。

“ごめんね”

とか、そんなんでしょ?



そんな言葉いらない。

俺がほしいのは、一言だけ。


“好き”
ってそう言ってほしいだけ。









このノートを開ける日が来るとしたら
Aちゃんの事、
もうどうでもよくなった時じゃないかな。


って事は、開く時なんか来ないじゃん。






だって、まだ好きだし。

嫌いになんかなれないし。

もういいって言っときながら、
全然よくないし。




止めたいのに止めれない。

片思いって地獄だ。

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - m...iさん» m...iさん、読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏   (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - kanさん» kanさん、ドキドキしてもらえて嬉しいです😌読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏 (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
m...i - すごく楽しく見せてもらいました続きがすごく読みたいです!パスワード教えていただいてよろしいですか? (4月3日 15時) (レス) id: 21753a5ca6 (このIDを非表示/違反報告)
kan - 読んでる時、ずっとドキドキしてました。とても面白かったです!続きを読みたいのですがパスワードがわかりません。教えていただいてもいいですか? (4月3日 11時) (レス) id: 1389d959b0 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - N--aさん» N--aさん、読み返してもらえて嬉しいです!ありがとうございます♡少し編集してたのでパスワードかけてました。解除しますね! (3月30日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年1月7日 16時

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