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118話 ページ19

ジョングク君に会いたい。



だけど、どうすればいい?



彼の今住んでる家は知らないし、
お店に行ったら仕事中だし
迷惑だろうから。




電話をかけようって決意するまで
2日かかった。






夜中の0時ぐらいだったら
きっと、もう仕事は終わってる筈だから
そのタイミングで勇気をだして、
ジョングク君と表示された画面を出した。



ボタンを押すと
携帯越しに聞こえる
プルプルと彼を呼ぶ音が
私の緊張を高めて、苦しくさせた。










何度か着信音を聞かされた後に



『………もしもし、』


とジョングク君の声が聞こえる。








「あっ、えっと、あの」



ってモゴモゴ喋ってしまうのは

彼の声がすごく冷たく感じたから。










「この間はありがとう、
ジョングク君のおかげで直ぐ熱下がったよ」



『………うん』



「あの、この間家に来たユンギさんなんだけど、」












『付き合ってるんでしょ、そいつと。
何で嘘ついてたんだよ』







私の話を遮るように放たれた言葉。



質問じゃなくて
決めつけたみたいな言い方に悲しくなって
どうしたらいいか分からない。










「ちがっ、ユンギさんは……」



『楽しかった?
俺の気持ち知ってて、もてあそんで』









もてあそぶ?

返ってきた言葉の意味が分からない。








「何でそうなるの?私の話聞いてよ、」




『聞きたくない、そんな話。
Aちゃんがそんな子だって思わなかった。
がっかりした、』





そんな冷たい声で、

そんな事言わないで









『あの日、俺の気持ちはもう終わらせたから。
だからもういいよ。
もういい。
もう二度と会わない』











一方的に切られた電話。


耳にはツーツーと虚しい音だけが響いてる。






ジョングク君の喋り方は

出会った頃みたいだった。

私に心を開いてくれる前の、

冷たくて、氷のような声。










私は嘘なんかついてないよ。


私が好きなのは、

あの頃からずっと

ジョングク君だけなのに。

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - m...iさん» m...iさん、読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏   (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - kanさん» kanさん、ドキドキしてもらえて嬉しいです😌読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏 (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
m...i - すごく楽しく見せてもらいました続きがすごく読みたいです!パスワード教えていただいてよろしいですか? (4月3日 15時) (レス) id: 21753a5ca6 (このIDを非表示/違反報告)
kan - 読んでる時、ずっとドキドキしてました。とても面白かったです!続きを読みたいのですがパスワードがわかりません。教えていただいてもいいですか? (4月3日 11時) (レス) id: 1389d959b0 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - N--aさん» N--aさん、読み返してもらえて嬉しいです!ありがとうございます♡少し編集してたのでパスワードかけてました。解除しますね! (3月30日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年1月7日 16時

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