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特にあの日から何も起きず、
三週間くらい経った。
私はあと一ヵ月に控えた修学旅行の実行委員になったが為に、
クラスの子に誰とグループになったのかを聞いて回っている。
そこで私は窮地に立たされている。
結と宮侑だけ聞けてないんだけど、
今ソコに行くと“天敵”角名倫太郎がもれなく居る。
だけどもうこの休憩時間でしか聞ける時間がない。
だって次の授業が修学旅行関連だから。
イイかな、もう二人しか残ってないし、
二人を勝手にグループにしても。
うん、三週間の前の話だしもう向こうも忘れてるハズ。
気にせず、彼の顔を見ないで話せばいいだけ。
一瞬で聞いてあそこから立ち去ろう。
そう決意して、同じクラスの二人に向けて声をかける。
「お話し中ごめんね、今いいかな？」
「おう、どした？」
「修学旅行の班って、もう決めた？」
「俺、Aちゃんと一緒がええなぁ〜！」
冗談はよせよ、宮侑。
周りの視線を感じてもろて。
顔は笑顔貼ってるけど内心それどころじゃない。
早くこの場から離れたい。
「やめい侑、困っとるやろ！」
「えへへ〜」
「二人で組んでも大丈夫そ？」
「おん、ごめんな、ありがとう」
結のおかげで色々収まったけど、
切れ長のあの目がずっと私を見てた。
もう大丈夫だろうと勝手に思って、
無意識のそっちを見たのが間違いだった。
見ないようにしてたのに、目が合ってしまった。
そして角名倫太郎は口角を上げて笑った。
え、ウソ。
バレた…？
もしかしてずっとバレてた……？？
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藍紗 - とても面白かったです！他の作品も頑張ってください！ (2021年4月26日 17時) (
レス) id: 6c34d89b1b (このIDを非表示/違反報告)
蒼霞 - すごく面白くて読みやすかったです！ (2021年4月25日 18時) (レス) id: 72ed056e88 (このIDを非表示/違反報告)
苺ミルク飴(プロフ) - すごく面白かったです！ずっとニヤニヤしながら読んでました笑。すごく読みやすく好みの作品に出会えて嬉しいです！他の作品の更新も頑張ってください！応援してます！ (2021年4月20日 23時) (レス) id: 976df8db05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ano | 作成日時：2021年1月21日 17時
