＿CHESS *終幕

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─────── xxx years later .







20xx年11月20日








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北「 久しぶり 」


大「 あぁ、久しぶり 」






明るく、花で彩られた室内で

久々の顔を発見する







北「 皆、来てたんだ

意外と早かったな 」


勇「 でもあの頃も遅刻してくんの

Aか北斗くんだったよね 」


玄「 遅刻癖は変わらず？ 」


北「 煩いよ 」







あの頃より大人びたが、

変わらない様子に

苦笑しながら阿部の隣に座った







北「 遅刻っていっても後10分あんだろ

電車が遅れたんだって 」


顕「 そういえば

田舎に住んでんだっけ 、今 」


北「 今っていうか、1ヶ月後に引っ越した

顕嵐って出版社に勤めてんだっけ 」


顕「 そそっ、

小説家の人たちんとこ渡り歩いてるわ 」









黒に染め直した髪を弄りながら

肩を竦めてみせる








顕「 神宮寺は俺の隣の会社に勤めてんだよね

…そういえば、此奴彼女出来たの 」


勇「 ば…っ、お前バラしてんなよ!! 」


北「 へぇ、神宮寺にねぇ…

ていうか彼女といえば、玄樹は？

羽月ちゃんとは上手くいってんの？ 」


玄「 …まぁ 」


勇「 玄樹も凄いよな

臨床心理士になったんだろ？ 」


玄「 そう

今は中学校のスクールカウンセラーやってる 」







過去の自分の経験から

救える子供を救うため

岩橋は心理学の道へ歩んでいた









北「 …で、大我はIT企業に勤めてる、と 」


大「 あぁ、Aに薦められた 」


北「 そう

…そういえばAは？

見てきたの、全員 」


大「 一応な

恥ずかしがってすぐに追い出されたけど 」


勇「 そういえば、あの頃から髪染めてないの

彼奴？ 」


大「 いや、1年後くらいに茶髪にしてから

ずっとそのままだったけど

最近になって黒に戻した 」









花に包まれた部屋に入ると

明るく、色彩豊かな光が差し込んでいる








顕「 やー、結婚式なんて何年ぶりだろ 」


勇「 俺なんて来たことねぇわ 」


北「 仕事で行くようになる

でも、今日は特別だろ 」


玄「 まぁ、身内同然だしね、Aは 」








懐かしい顔を見ながら

京本は都築の言葉を思い出していた








────ﾞ 幸せな自慢話を出来れば良いよね ﾞ









白に包まれ入ってきた姿に目を細める









大「 …自慢話より何より

その姿だけで充分だ 」







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────── The last brightness ver. 完結








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