＿CHESS *第4幕

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アジトの中

1人椅子に座りながら

なにかを考え込むのは京本









机の上に置いてあった1枚の紙が

開けていた窓から入ってきた風で

ひらひらと舞う

それを掴むと

びりびりに破いて捨てた









大「 …隠し通す

彼奴のためにも 」









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─────── The truth brightness ver.









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＿ The first day .









「 Aー

なんか、Aに用があるって言う

イケメンが校門に居るけど 」


『 は、イケメン？ 』









放課後

永瀬の席の前に座り

2人で他愛のない会話をしていた都築だったが

入り口に顔を覗かせたクラスメイトの言葉に

首を傾げた








『 イケメン…って誰？ 』


廉「 俺が知るわけないやろ、そんなもん 」


『 だよね

あー…、

心当たりないって追い返しといて 』









怠い、というように

手をヒラヒラさせながら言う都築

だがクラスメイトは目を見開いて首を振る








「 いやいや、心当たり無くても行きなよ！

超イケメン！

しかも2人！ 」


『 2人？

…廉よりイケメン？ 』


「 んー…

永瀬も格好いいと思うけど

校門に立ってる方がイケメン！ 」


『 ふぅん、じゃあ行く 』


廉「 おい待て、どういうことやそれ 」








引き合いにされた永瀬は不満そうに呟くも

鞄を持ち教室を後にした都築についていく









( イケメン2人、ね )









イケメンかどうかは知らないけど

頭に浮かぶのはあの2人しかいない









予想外れてくれたらなぁ、なんて

思う都築であった









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