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上履きに履き替え廊下を歩いていると、いつの間に隣に不破がいた。
怖、足速すぎだろ。
「はぁぁ、クラス替えやりたい」
『生徒少ないからねー、しょうがない』
ため息をつく不破を横目に、黒板に書いてある座席表を見る。
『げ、不破近くね』
「にゃは、Aの後ろもらい〜」
隣りにいた不破は、先程までため息を付いていた人とは思えないくらい顔を輝かせた。
『ま、いっか』
「言うて授業出んしな」
『センセーどうやって撒こうかな』
「あ、でもさすがに今日は出ないとやな」
『…あー、委員決めはね』
委員決めサボると面倒くさいやつが回ってくるんだよな、去年サボってた人が泣いてた。
「委員何にするん？」
『んー…無難に図書委員？』
「仕事なさそうやもんな〜」
『学年上がると仕事減るよね』
「ほんまなー…お、そろそろコブンが来る頃や」
『まだそんな呼び方してんの？』
「まあ、アニコブやから」
ドヤ顔をしながらそう言う不破を無性に殴りたくなった。そろそろ殴るぞ。
「ひー、そんな怖い顔せんで」
『は？』
「にゃはは」
面倒くさいなと頭を抱えていると、教室のドアが勢いよく開いた。
「うぐ、セーフ…っ！！！」
「にゃは、うるさ」
「アニキぃ…」
「ごめんって」
『甲斐田おはよ』
「Aちゃんおはよ！」
『ちなみに遅刻ね』
「え！？」
『嘘』
「Aちゃぁん…！！」
甲斐田をからかっていると、担任が教室に入ってきた。
先生の軽い自己紹介を聞いていると、クラスの出席確認が行われた。
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続く (更新停止中)
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作者名：あうば | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2023年2月11日 14時
