予想外のパオズ (ページ35)

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♪～♪～♪～♪～♪～♪～♪～

みゆが帰ってしばらくすると

パオからの着信。

『よぼせよ？』

XM「起きてた？」

『うん。ずっと寝てたから寝れなくなっちゃってさ～』

XM「そっか。熱は？下がった？」

『たぶん下がったと思う。色々ありがとね！』

XM「たぶんってなんだよ！ちゃんと計って！今すぐ！」

『わかった、ちょっと待って。今計るからw』

XM「38℃以上あったら病院決定な！w今もうお前ん家向かってるから！」

『はっ？ちょっ！！ない！ない！熱ない！完全治った！！病院行く必要ない！超元気モリモリ！』

XM「だから病院嫌いすぎw完全に治ったってのは嘘だろ！w」

『ホント！ホント！全く熱ない！』

(ピピピッ)

『え～っと……さ、36℃(本当は37.8℃)』

XM「まぢで？」

『うん！だから来なくていいからね？』

(ピンポーン♪)

『あっ、誰か来たし電話切るからね？こんな時間だしたぶんみゆだ。忘れ物かな？じゃあね！』

と電話を切ると同時に玄関を開ける。

『…え？』

XM「確かめに来た！」

と普通に家に入って来る。

『確かめにって……』

言いかけたところでパオが私の首を片手で触れてきた。

ちょっ！不意打ちで触れてくるとか余計熱上がるって！

XM「お前っ！まだ熱いじゃん！」

『それは！！…パオのせいで…(←だんだん声が小さくなる)』

XM「ん？」

『…なんでもない！！』

なんだよ！とか言いながら

パオがソファーにすわりながら机に置いてあった

さっき計った体温計を手に取る。

『あ～～っ！！』

体温計を奪い返さないと！！とパオのところにかけ寄ったら

私がパオをソファーに押し倒してるような体勢になった。

『あっ、ごめん…』

ってすぐに離れた…

んだけど、逆に今度はパオが私をソファーに押し倒してきた。

え？？

ちょっと！！！

熱上がるってば！！

XM「お前……全然36℃じゃねーじゃん」

『で、でも下がったじゃんか！38
℃以上じゃないから病院は行かなくていいんだからね！！』

てか体勢っ！！ヤバイから！

XM「そんなに病院嫌なの？」

『…うん。』

いつまでこの体勢なの？心臓爆発しそうなんだけど！私！

XM「じゃあ…しょうがないな。」

『………！！！！』

ちょっと！！！