予想外のパオズ (ページ30)

今日:11 hit、昨日:24 hit、合計:104,919 hit

30 ページ30

急いで玄関を開ける。

みゆ「ちょっと！電話もしたのに繋がらないし仕事も来ないから心配したじゃんか！」

『ごめん！あっ、電話電源落ちてたわ！』

みゆ「みんな心配してたよ？さぁ、何があったか詳しく！！話してもらおうか？」

『え？なんの話？？』

みゆ「なんのって？店長の話とかしうちゃんの話に決まってるでしょうが！！」

『え？…ちょっと待って？…じゃああれは夢じゃないの？？』

みゆ「あれってどれよ？」

『いや、なんか色々とあったんだけど、ありえない事ばっかりだったから熱のせいで変な夢見ただけかと…』

みゆ「何それ！じゃあ夢の話でもいいから聞かせなさい！w」

『あのね、こ～んなまんまるだった幼馴染みとね何年ぶりかに再会したんだけどね、』

みゆ「うん。イケメンになって大人気アイドルEXOだったって話？」

『え？なんで知ってんの？怖っ！』

みゆ「うん。それ夢じゃない！はい、次。」

『チンチャ？夢じゃないの？あぁ、じゃあ店長のが夢なのか？』

みゆ「店長に告られた話？」

『は、はぁ？なんで知ってんの？ホント怖い！』

みゆ「うん。それも夢じゃない！現実逃避しないで！」

『……………全部、夢じゃないってこと？』

みゆ「そう！…で、しうちゃんの事なんで避けてんの？店長に告られたから？店長の事好きなの？付き合うの？」

『わかんない…パオがなんであんな事してきたのかも…自分がどうしたいのかも…。』

みゆ「ちょっと待って！あんな事って何？しうちゃんが何したの？」

『…突然…キスしてきた。』

みゆ「チンチャ？」

『…あ、ありえないよね？あぁ、これが夢の部分なのかも！うん。そうだわ！だってありえないもんね！いや～しかし店長どうしよ～！』

みゆ「…たぶん、夢じゃないと思うよ？今日のしうちゃんの様子だと…」

『え？だって、そんなの…なんでそんな事するの？』

みゆ「そんなの、好きだからでしょ？」

『いや、それは絶対ありえない！！』