予想外のパオズ (ページ22)

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店長「あっ、待って！…断るのは…ちょっと待って…。少しだけ、考えてみて？返事は、急いでないから…。」

『…はい。…わかりました。』

店長「とりあえず、ごはん食べて帰ろうか？」

『はい。そうですね～』

って、とくに気まずくならずに
いつものように二人でごはんを食べに行った。

…しかし、正直めっちゃびっくりした！本当に！
店長、すごい良い人だし
一緒にいても楽しいけど、そんな風に店長の事みた事なかったから…。

とりあえず、みゆに相談しようかなあぁ～

夕飯も食べ終わって
いつものように店長に家の前まで送ってもらった。

『今日もありがとうございました！楽しかったです。ごちそうさまでした。では、おやすみなさい。』

と車から降りてアパートの階段をのぼりながら
カバンの中の家の鍵をさぐる。

階段を登りきったところで

…え？私ん家の前に誰かいるんだけど…

だ、誰？？

黒いパーカーのフード被って
黒いマスク…

ちょっ！…めっちゃ怖いって！誰ですか？

私、家帰れないじゃんか！

おっとっけー！

心の中で
『パオ～！！助けて～！』
って叫んだ！

と、とりあえず、ここにいて私の姿見られたら怖いから
どっか行かなきゃ…。

って思って、そ～っと階段を降りる。