ケーキバースについての詳しい説明 ページ1
ケーキバースとは、普通の人間に加え「ケーキ」「フォーク」といわれる種類の人間がでてくる話のことです。
〜ケーキ〜
先天的に生まれる「美味しい」人間のこと。
フォークにとっては極上のケーキのような存在で、彼らの血肉はもちろん、涙、唾液、皮膚などすべてが対象となる。
ケーキは自分自身が「ケーキ」と気付く事は出来ない。フォークと出会うまで当人も周囲も知らないまま一生を終えるケースもある。
ケーキは固体ごとにそれぞれ違う味を持ち、フォークからすれば「チョコや生クリーム、キャラメルのように味わいが違う」らしい。また、涙や唾液はシロップのように甘い。
あまりの美味しさにフォークに捕食されることもある。
〜フォーク〜
ケーキを「美味しい」と感じてしまう人間のこと。ほとんどは後天性。
味覚の無い世界で生きるフォークはケーキと出会ってしまったときに、本能的に『ケーキを食べたい』という欲求を覚える。
頭からつま先まで飲み込んでしまいたい衝動に包まれる。しかし、ケーキと出会ってすぐに捕食行動へ走るケースは稀だと考えられる。
一般的に、フォークは平凡な人間であるケーキを捕食する猟奇的殺人事件を起こす事があるため、フォークと判明すると社会的に『予備殺人者』として忌避される傾向がある。
「味覚が無い」「ケーキを食べてしまう」という点以外はその他の人間と目立った差異はない。
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2023年5月16日 21時